むかしばな2 (朝の作文2017.12.7)

 次朗はある村で額に48の傷がある男を知らないかと聞いてみました。すると、知っている人に出会いました。何でも、その昔この村に現れた鬼を退治した男がいて、額にたくさんの傷があったというのです。そしてその男が村の鬼を退治した後、「他の鬼も倒してくる」と言って鬼山へ登ったまま帰ってこなかったらしいのです。
 次朗は鬼山へ登ることにしました。ふもとから登って中間辺りの谷につくと、3人の敵が待ち構えていました。それは次朗の少し知る顔でした。居ぬ、去る、帰死です。3匹は鬼の手下だったのです。魔犬居ぬは物を消し去ることが出来ました。魔ざる去るは、人をそこから遠ざけることが出来ます。魔鳥帰死に会った人は、帰死を倒さないかぎり帰り道で死んでしまうのです。
 次朗はおじいさんのもらった剣を使うことにしました。

つづく。

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