人魚 (朝の作文2017.11.22)
海の底には人魚たちがくらしていた。人魚はどちらかというと人より魚に近いが、水がなくても生きることが出来た。
最近人魚がきゅうげきに増えてきて、生息はんいが広がっていた。陸の近くに住んだ家ぞくがつり上げられたこともあった。そうなると人間は人魚を調査しにやってくるし、そうなると生息はんいをせまくしなければならない。
人魚たちは人間を殺すことに決めた。人魚は陸で生きられるが、人間は海では生きられないので、実に簡単なことだった。
人間がいなくなった陸に人魚たちは住みついた。ここ数年人魚が増えているのは、人間の食べものをぬすんでいたからだ。海草や魚よりもえいようがあるからだ。それをもうぬすまなくてもどうどうと食べられるようになったのだから、人魚たちはよろこんだ。
しかし人魚たちは、人間の道具で料理が出来ず、今ある分食べつくしたら海の中で海草を食べてくらした。
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