むかしばなし (朝の作文2017.12.6)

 むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんと息子の次朗が住んでいました。
 ある日次朗が「太朗を探す旅に出る」と言い出しました。実は次朗の兄の太朗は、理由があって遠く離れたところで暮らしていました。おじいさんは次朗を止めました。とても危険な旅になるからです。しかし次朗はまるでなにかにとりつかれたように巧みな話術でおじいさんを説得して、旅に出ることにしました。おじさんは、いざという時のために巨大な剣をくれました。おばあさんは、次朗が遠足に行くと勘違いして、弁当を作ってくれました。
 おじいさんは、太朗は額に48の傷がある、と言っていました。次朗はそれを手がかりに出発しました。途中で、「居ぬ(いぬ)」「去る(さる」「帰死(きじ)」に弁当を欲しがられ、兄を探すのを手伝うことを条件に弁当をあげましたが、3匹はとっとと逃げていきました。次朗はむやみに人を信じてはいけないということを学びました。

つづく。

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