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#10 太刀と刀の違いとは

こんにちは、こんばんは。
先日、京都へ遊びに行き京都国立博物館に立ち寄ってみました。
今年は辰年🐉なので"辰づくし"というイベントが開催されています。
辰と寅の作品はどこか魅了され、感性を磨かれた気がします。

今回は表題の通り名刀展示に気になることがあったので記事にしてみました。使う機会はないかもしれない豆知識です!


名刀には何がある?

博物館の名刀コーナーで唯一の国宝が「太刀 銘 正恒」でした。
私には何故この太刀だけが国宝なのか理解できません…
(重要美術品、重要文化財の作品も遜色なく惚れ惚れするものばかりだったので。)
そんな名刀には太刀以外にも短刀、刀、薙刀がありました。
短刀、薙刀は皆さんイメージをお持ちかと思いますが、
次のような説明がありました。

  • 短刀:漢字の通り短い刀。1尺(30cm)程の日本刀。

  • 薙刀:長刀と書いても「なぎなた」と読む。柄が長いのが特徴で
       時代や種類によって3尺(90cm)程~9尺(270cm)程。柄の先には刀が
       付いており2~3尺程。

太刀と刀の違い

本題の太刀と刀の違いについてですが、次のような所が異なるそうです。

  • 太刀:刃を下向きにして腰から吊り下げて身に付けるもの

  • :刃を上向きにして帯に直接差し込んで身に付けるもの

太刀と刀のイラスト図(下記PDFより引用)

他にも時代背景で刀の形・用途・漢字表記が変わってきたことも紹介されていたので、興味のある方は以下のPDFをご覧ください。
京都国立博物館の方で纏められた資料になります。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/learn/assets/home/dictio/pdf/dic_234.pdf

最後に、「茎」について

個人的に魅了された刀のポイントに「茎」があります。
読み方は「茎(なかご)」です。

刀なので刃も煌びやかで見惚れてしまいますが、何故茎か。
刀工銘が刻まれているからです。

茎の部分
(画像出典 https://www.meihaku.jp/sword-basic/touken-parts/)

私は展示品を見ながら、
昔も誰が作ったモノなのか重要だったのかな…
ブランディングのような意味もあるのかな…
そんなことを思い浮かべながら鑑賞してました。
(中には偽物もあるそうなので、今昔変わらず悪人がいるものですね)

現代のハイテク時代に昔の製作物を見ると気分転換になりました。
外国人の方も多く、万国共通で老若男女問わず楽しめるのでお近くに博物館がある方は一度足を運んでみてはどうでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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