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2024年2月22日時点|主要市場動向

こんにちは、投資の皆さん。今週も主要なETF(上場投資信託)の動向を見てみましょう。2024年2月22日時点の価格データを基に、特に注目されるポイントを挙げていきます。

1.NK225 vs. SP500 vs. C_SSE50

まずは、世界の主要な株価指数をトラックするETFの中でも注目の3つを比較してみましょう。

  • NK225(日経225): 今週 +1.76%、今月 +7.93%

  • SP500(S&P500): 今週 +0.47%、今月 +4.87%

  • C_SSE50(CMBI上証50): 今週 +3.64%、今月 +5.86%

これらのデータからは、日本株式市場は去年からの強いパフォーマンスを継続していますが、中国市場も2月に入ってから力強く回復しています。一方で、米国のS&P500も景気後退懸念がありつつも堅調な伸びがここからは読み取れます。

2.NK225 vs. TOPIX vs. T_Growth

次に、日本国内の主要な指数をトラックするETFを比較してみましょう。

  • NK225(日経225): 今週 +1.76%、今月 +7.93%

  • TOPIX(東証株価指数): 今週 +0.81%、今月 +4.12%

  • T_Growth(成長セクター): 今週 -3.82%、今月 +3.42%

ご存知NK225は史上最高値を更新した一週間でした。他セクターとの伸びの違いが驚くほど差が出ています。特に東証グロースは今週大幅に下落して終えました。

3.各セクターETFの比較

最後に、様々なセクターETFの動向を比較してみましょう。(大変見づらいグラフになってしまいましたが。。。)

  • T_食品(Food): 今週 +1.21%、今月 +2.11%

  • T_エネ資源(Energy Resources): 今週 -0.66%、今月 +5.81%

  • T_建設資源(Construction Resources): 今週 +0.82%、今月 +2.14%

  • T_素材科学(Material Science): 今週 +0.93%、今月 +3.43%

  • T_医薬品(Pharmaceuticals): 今週 -0.31%、今月 +3.08%

  • T_自動車(Automobile): 今週 +2.44%、今月 +13.96%(1

  • T_鉄非鉄(Iron and Non-Ferrous Metals): 今週 +0.80%、今月 +5.70%

  • T_機械(Machinery): 今週 +2.12%、今月 +4.94%

  • T_電機精密(Electrical Machinery and Precision): 今週 +1.80%、今月 +4.79%

  • T_情報通信(Information and Communication): 今週 -0.18%、今月 +1.89%

  • T_電力ガス(Electricity and Gas): 今週 +0.08%、今月 +0.13%

  • T_運輸物流(Transportation and Logistics): 今週 -0.03%、今月 +0.15%

  • T_商社卸売(Trading Companies and Wholesale): 今週 +0.84%、今月 +8.52%(3

  • T_小売(Retail): 今週 -0.02%、今月 +4.11%

  • T_銀行(Banks): 今週 -0.53%、今月 +4.63%

  • T_金融(Financials): 今週 -2.19%、今月 +10.24%(2

  • T_不動産(Real Estate): 今週 +1.30%、今月 +4.90%

1)まずは自動車セクターの強いパフォーマンスが際立っています。
2)次に金融セクターです。このセクターは先週時点では自動車よりも強いパフォーマンスでした。
3)最後にやはり堅調なのが商社でしょう。安定的に伸び続けています。

注目ポイント

今週の注目ポイントはまず中国市場の回復は注目すべきポイントでしょう。賛否両論ですが、中国市場が想定外に堅調であれば、中国市場に影響される銘柄は不当に売られている可能性も考えられます。

次に気になるのは東証グロースの弱さでしょう。先週の強さから一転して、下落の一週間でした。とにかく今は海外からの先物を利用した投資資金の流入が大きなトレンドなので、まだまだ東証グロースへの資金流入という段階まではきていません。ただの大きめの調整なのか、下落トレンドのスタートなのか、来週も注目です。

最後に、各業種の分析ですが、どう見ても2セクターが抜きに出てますね。「自動車」「金融」がトップ2で、追随する「商社」という形です。こうしてみると、海外ではAIブームが牽引して下落を止めていますが、日本市場は半導体業界が支えているという感じはありません。エヌビディアの瀑上げの影響がそこまで強いようにも思えません。
引き続き市場を注視し、慎重な投資を心掛けましょう。(ちょっとチャートが混み合いすぎて見づらいグラフになってしまったので、来週は4分割しましょうかね)

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