【詩】 初恋

キンモクセイ香る
帰り道

私は
あなたのことを 
考える

いつからだろう
あなたを
遠くから
見ていたのは

いつからだろう
あなたと
うまく話せなく
なったのは

あなたが
近くに来てくれたのに

私は
下を向いちゃって

あなたの声が
ぼんやりとする

私の声は

胸が詰まる
息が止まる
耳が熱くなる

気づいてよ、本当は
うれしすぎて
嫌われたくなくて
大好きだって

「じゃあね」って言った後
「うん」しか言えなくて
後ろ姿を
また見つめてる

いつからだろう
あなたと
もっと近くなりたいと
思ったのは

いつからだろう
あなたのことを
もっと知りたいと
思ったのは


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NIPPON_MARIさん、きれいなイラストをありがとうございます♪