北海道の田舎町で静かに暮らしていると、時間のながれがとても穏やかに過ぎていくのがわかります。

時計にたとえると、都会の暮らしはデジタル時計。

「もう何時だぞ！」という気がします。

田舎の暮らしはアナログ時計。

「まだ何時だよ............」そんな気がするのです。

自然のなかで「ゆっくり、ゆっくり」時間が過ぎて行く。

そのなかで、時間に自分を合わせるのではなく、自分に時間を合わせるような錯覚すら覚えるのが田舎の暮らしです。

時計を見るというより、太陽を観て時の流れをつかむくらいがちょうどいいのです。

作家の倉本聡さんが色紙に書いてました。

森の時計はゆっくり進む、と。