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家事が苦手な男たち

近年、家事労働が得意な男性が増えました。

「私の家政夫ナギサさん」や「極主夫道」など主夫モノ漫画なども大人気で主夫歴15年の私でも世の変わり様を感慨深く観る思いがします。

このまま、主夫の増加万歳!ジェンダー差別解消!と行きたいところですが、まだまだ主夫は少ない。

主婦が日本全国に約540万人居るのに対して主夫の割合は全体のわずか1.8%しかいないという現実がそれを物語っています。

主夫が少ないのはいまだに家事は女性の仕事と決め付ける社会の風潮があるからではないでしょうか。

家政を観ると、たとえば食事などは「冷蔵庫のなかのモノで名も無き料理を造る」ことが真骨頂です。

アタマの良い主夫や主婦はそれが当たり前のように出来る。

だからこそ食材を無駄にせずに使い切る、という離れ業が出来るわけです。

これがシロウト主夫だとレシピ通りの食材を買い揃えて余った食材のことまでアタマが廻りません。

結果的に貴重な食材を冷蔵庫のなかで腐らせたりしてしまう。

食材だって立派なオカネです!

応用が利かないというのは主夫としてまさに致命傷。

家庭のエンゲル係数がどれだけ異常な数値を示すか分かろうかと言うモノです。

食事造りだけでもその調子なのに、それが掃除、炊事、洗濯というぐあいに積み重なれば給与なんて幾らあっても足りません。

専業、兼業を問わず主夫に一番必要なモノは足し算よりも引き算とそろばんの合理性です。

そして、主夫が勤まるような男性はお酒を過度に飲んだりタバコを吸ったりは絶対にしません。

そういう嗜好品の誘惑に使うカネがあるなら家庭に回さなければならないからです。
  
奥方や子供に弁当を早起きして造るとか、朝いちばんから洗濯物を干したり、食器洗い、清掃に至るまで主夫業なんてやることはゴマンとある。

だから私はどこかのオエライサンが「主婦(主夫)は三食昼寝付き」などと言ってるのをハナから馬鹿にしています!

そんなことを言う奴らに何がわかる!と言いたいですね。

ツベコベ言うなら、オマエやってみろ!

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