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そんなに効率いいことが大切ですか?

もう子育ても終盤に差し掛かってきた私、職場の人や友達から子育ての相談を受けることがある。

最近では…

子どもたちが小さい時にどんな習い事をさせていたか?
何を習っておくと将来役に立つのか?
どうしたら子どもたち自ら勉強するようになるのか?

子どもたちの習い事に関しては将来、役に立つかなんてことは考えてなかった。それは自分が色んな習い事をしてきて実感していたからかもしれない。

女の子だからある程度は弾けた方がいいからと習うことになったピアノ→ある程度は弾けるようになったけど、役に立った感覚はない…
就職してから、特に明確な目標もなく、話せた方がよさそうだからと何十万もかけて通った英会話教室→差し迫って使う機会もなくモチベーション続かず…

結局、本人がやっていて楽しいかどうかに尽きると思っている。
楽しいからこそ続けることができ、磨き上げることができるのはないだろうか?

だから周りがやっているからとか、将来役に立つからと楽しそうでもないのにやらせるのは、子どもたち本人はもちろんのこと、やる気のない子どもたちを見ることになる親も苦しくなる。月謝も払い、送迎もしているのに何なの!!って具合に…

これ、子どもにしたら迷惑極まりない話だよね…

どうしたら自ら勉強するかだって同じ。勉強が楽しいと思わないと自らなんて無理だろう。もちろん、解けない問題、なかなか覚えられない英単語、その過程は楽しいことばかりではないだろう。でも、そこを乗り越えることに楽しみを覚えた子は強い。しかも誰かに言われたとおりにやったわけではなく、自らのやり方で乗り越えた子は自分に自信がつく。そしてその自信が次へのエネルギーとなり、また勉強するというループに入ることができる。

もちろんその勉強法が効率が悪いことだってあるかもしれない。でもそんなに効率重視でやっていくことがいいことなのか?効率悪くても、そこにこそ次への成長を考える種があるのではないか?

ただこれは全て自分で考えてやって行けと突き放しているわけではない。先生や先輩、友人など色んな人のアイデアをもらいながら最終的には自分で考え、自分に合ったやり方を見つけ、そこから試行錯誤していくことが大切だと思っている。

たとえ効率が悪くても、考える機会、考える力を奪いたくない。それこそが今後、社会で生きていく上で必要な勉強だと思うから。

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