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自ら行動できる子へと育てるコツ

毎日同じ屋根の下で暮らしていると日々の成長って極々わずかなもので、ほぼ気付かないと言っても過言ではない。身長だって昨日から伸びているかなんて分からないように、精神的に成長しているのかなんてさらに分かりにくい。

でも数年単位で見たら間違いなく成長している。

しばらく会っていなかった人と久しぶりに会ったときなどはその成長に驚かれることも多いと思う。

極々わずかな日々の成長は家族も本人も気付くことが難しい。でもだからこそそこに意識的に目を向けていくことが大切なのではないか?

毎日毎日成長した点を見つけるのは難しいかもしれない。ただ意識的にそういう目で子どもたちを見ていくだけで見えてくるものがある。

そしてそれを褒めるというより、その成長に気づかせてあげることが子どもたちの意欲的な行動を引き起こす。

何も難しいことではない。

例えば、ある日、不登校の子どもが家で元気がなかったとする。次の日は何か特別なことがあったわけでなくても、昨日に比べて楽しそうで笑顔が多かったかなと思えば、「今日は○○ちゃんの笑顔がたくさん見られたよ。楽しく過ごせたね」それだけでいい。本人に今日が楽しかったことを認識させてあげることが大切。そうすると、子どもも「言われてみればそうかも!今日は楽しかったな」と再認識できる。すると明日も何か楽しいことあるかな?何しようかな?とそちらに意識が向く。

プラスの感情を感じられる時間が増えるほど幸福度は増し、その一歩一歩の積み重ねが自己実現へ近づいていることを実感させてくれる。

子どもたちの日々のわずかな成長を本人に気づかせてあげることが大人の役目であり、自ら行動できる子へと育てるコツに違いない。

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