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感想:ReThinking with Adam Grant

最近、ReThinking with Adam Grantを聞いてます。
Think Againの著者、社会学者アダム・グラントが各界の著名人を招き、私たちを少し賢くしてくれる科学を紹介してくれるポッドキャスト。

初回のゲストからTED4千万回再生のブレネー・ブラウンと、超豪華。目から鱗が落ちまくる対談です。


最後10分くらいのところで、アダムが『自己開示し、弱さを見せることが信頼関係を高めると言われているけど、仕事の同僚に言いたくないことまで言わなきゃ真の信頼関係は築けないのか』、と質問します。

私も同僚などに自分の話をするのが好きではなく、特に辛いことがあったときに、逐一報告しなければいけない環境は苦痛でしかありません。

ただ知識として、そういう弱みを開示することが仕事上でも信頼関係を勝ち取る態度なのだと思っていた、つまり気持ちの上で嫌でも、信頼関係構築のためにはしなければいけないタスクだと思っていたので、この質問は本当に共感してしまいました。


ブレネーは、人によって自己開示の程度は異なるから全てを曝け出さなくても良いけど、黙り込むのもよくないと言っています。

曝け出さなくても、自然体でいることはできるのでそれを目指せばいいらしい。例えば、頻繁に気にかける、などの方法で。

人にはそれぞれ異なった方法で、悲しみに立ち向かうことがある。だから悲しみを全て説明することが、自分を癒す方法ではないのなら、自分なりの癒しの方法を周りの人に説明するといい。

例えば、「私生活で辛いことがあると明らかにしても、あなたがそれを深く追求せずに普通に接してくれることにすごく感謝してる。急に仕事を休んだりとかするかもないことも受け入れた上で、根掘り葉掘り聞かないでくれる優しさがとてもありがたい。」と、今までの扱い方とこれからの対策へと感謝を伝える。


もしあなたが落ち込んだときに、ただ殻に閉じこもっているタイプだと、相手はどうしていいか分からなくなる。だから、少なくとも何をして欲しいか何をして欲しくないかは言うといい。

全てをさらけ出し逐一打ち明けることだけが自分をさらけ出すこと、弱みをさらけ出すことではないし、信頼を勝ち取る方法ではない。

うーん、ブレネー深い。
そしてその答えを引き出すアダムグラントの質問力の高さ。素晴らしい対談でした。

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