入江雄介@コクーCEO

自分たちがイキイキと働くこと(for me)が、真の顧客満足(for you)につなが…

入江雄介@コクーCEO

自分たちがイキイキと働くこと(for me)が、真の顧客満足(for you)につながるという「for me, for you」をスローガンに2019年2月にコクーを創業。「女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る」というビジョンを掲げ、上場と女性活躍推進企業No1を目指す。

最近の記事

コクーがSaaS企業と業務提携する理由

こんにちは。コクーの入江です。私たちは、VISION2030~長期経営計画にて「DX人財輩出企業No.1」を目指しており、これを実現するための重点テーマを3つ掲げております。今回はその中の一つ、「業務提携」についてお話をしたいと思います。 SaaS企業のカスタマーサクセス機能としての協業私たちの業務提携のパートナーはSaaS企業が中心となっていますが、それはなぜか? 日経BPコンサルティングが2020年に行った調査によると、SaaS導入後の課題(n=436)として挙げられ

    • 経営幹部の視座の高め方

      皆さん、こんにちは。コクーの入江です。以前の記事で「経営幹部に最も必要とされるスキルは何か」というテーマで「ソーシャルスキル(他者とうまく協働する力)」だと書きました。詳細ご興味ある方は記事でご覧ください。 今回は、その経営幹部がソーシャルスキルを獲得しつつも、更なる視座を高めていくために必要な思考と行動のお話しです。(もちろん経営幹部だけでなく、全てのビジネスパーソンが持つべき視座ですので、読み替えていただければ幸いです) メタ思考一言でまとめると"メタ思考"を持つとい

      • 個と組織の関係性

        皆さん、こんにちは。コクーの入江です。当社では半期に一度、各事業のマネジメント陣が全員で集まって振り返りの総括をしています。先日そうした機会において、チームの皆が圧倒的当事者意識を持って本気で振り返り、未来に向けて議論をしている姿を見て、うるうるしながらも、個と組織の関係性について改めて考える機会となりました。 組織における価値創造の変化日本の企業において、20世紀の高度成長期における組織では規模と範囲の経済によって価値を生み出していたのに対し、21世紀に入り、IT、デジタ

        • きっかけはEXCEL女子

          皆さん、こんにちは。コクーの入江です。 以前、事業立ち上げまでの背景と創業1年目についてお話しさせていただきました。 今回は第三弾として、2013年12月に立ち上げ、10周年を迎えたEXCEL女子について振り返りたいと思います。 EXCEL女子が生まれた日 2008年に前身の会社で創業した後、ITインフラに特化したエンジニアの領域で事業をしていた。そんな中、顧客からよく言われていたのが、 「エンジニアまでのスキルはいらないけど、一般事務の人よりももう少しスキルある人と

        コクーがSaaS企業と業務提携する理由

          圧倒的当事者意識の方程式

          「コクー(COCOO)」という社名の由来が、CO(個)がCOO(最高執行責任者)として、一人ひとりが圧倒的当事者意識を持って取り組むというものなので、今回はこのテーマで少し深堀りをしたいと思う。 圧倒的当事者意識とは圧倒的当事者意識とは、物事に対して100%自分に責任があるという気持ちをもって主体的に取り組もうとする姿勢である。英語にするとOwnerShipともいえるが、まさに物事に対して自分がオーナーになるということだ。 もし、あなたがパン屋さんのオーナーだったとしたら

          圧倒的当事者意識の方程式

          シリーズB資金調達の裏側と目的

          本日、コクーのシリーズBラウンドにおける資金調達のプレスリリースを出しました。 なぜ、私たちは資金調達をするのか? キャッシュポジションが大切なのは大前提ですが、私たちは明日の未来のため、パーパス実現のため、そして日本の元気のために更なるチャレンジが必要だと考えており、それは私たちの力だけではなかなか難しいと感じていたので、私たちのビジョンに共感いただけて伴走できるパートナーを探しておりました。その結果、今回強力な引受先7社の方々とご一緒させていただくことになりました。 ふ

          シリーズB資金調達の裏側と目的

          企業文化とは、経営戦略である

          最近、周りの方々から「コクーの企業文化はどうやってつくっているのですか?」という質問をいただくことが多くなってきました。もちろん私たちはまだまだそんな偉そうに言える立場ではないのですが、私なりに企業文化について改めて整理したのでここでシェアさせていただきます。 企業文化(カルチャー)とは?起業当時から永続的に成長するチームをつくっていくためには、より良い文化を創っていく必要があると考えていたが、その正体や方法については皆目見当もつかなかった。なので本を読んだり周りの人に聞い

          企業文化とは、経営戦略である

          全社員が集まることで気付いた、本当に大切なたった一つのこと

          皆さん、こんにちは。 私たちコクーは3ヶ月に一度全社員が集まる機会がありますが、期初は7月の第一土曜日に開催する「経営方針発表会議」という全社会議があります。 コクーは2019年2月の創業ですが、実際の事業を開始したのは7月なのでちょうど丸4年が経ちました。その4年前、207名で集まってスタートの号令をしたのがこの「経営方針発表会議」です。2023年7月現在、コクーの仲間は601名で約4倍。こうして全社員が一同にリアルで集まるのは創業以来、実に4年越しの2回目なので、私にと

          全社員が集まることで気付いた、本当に大切なたった一つのこと

          「VISION2030」長期経営計画について

          当社は2023年7月で第5期に入り、併せてこのタイミングで「VISION2030 ~長期経営計画~」を策定いたしました。不確実性が高く先の見えないVUCA時代において、先のことを予測するのは意味がないのではないか?そう思う方もいらっしゃるかもしれません。ただ私たちは、そんな先の見えない不確実な時代だからこそ、正解がないビジネスの世界において持続的に成長していくためには、「私たちは何を成したいのか」「大切にしている価値観は何か」「そのために何をしているのか」という理念を明確にし

          「VISION2030」長期経営計画について

          数々のハードシングスを乗り越えコクーを創業するまで ~Vol.1

          私は20代~60代までの50年間を10年単位でテーマを持って取り組んでます。 前回ファーストステージである20代の話をしたので、今回はセカンドステージである30代(20代後半からコクーを立ち上げるまで)を何回かに分けて話したいと思います。 最初の「3人」SIerで丸8年、2008年3月31日まで勤務し、そのまま一日も空けず、4月1日に前身会社で第二創業をした私は、そのままの勢いで仕事に取り組んだ。日中はずーっと営業周り、18時以降に事務処理や仕組み作りをし、終電で帰り風呂

          数々のハードシングスを乗り越えコクーを創業するまで ~Vol.1

          元ITエンジニアの私が20代で起業して業界革命をしようとした理由。

          私は20代~50代までの40年間を10年単位でテーマを持って取り組んでます。 今回はそのファーストステージである20代のエピソードを書きたいと思います。 20歳の私が未経験でエンジニア業界へ「アイティッテナニソレオイシイノ?」 という位、ITのことを何も知らなかった20歳の私が、IT業界を選んだ理由は3つある。 一つ目は、当時2000年頃はネットバブルと言われ、Yahooやサイバーエージェントなどが躍進していたのを見て、これからはITの時代になるだろうと直感したのと、I

          元ITエンジニアの私が20代で起業して業界革命をしようとした理由。

          コクーが地方創生に取り組む理由

          こんにちは。4月に入り世間では新年度となりリクルートスーツのフレッシャーズを多く見かける季節となりました。コクーでも新卒16名、中途28名の計44名にジョインしてもらったので、新しい活力で更なる活気に溢れてくるだろうとワクワクしてます! そして4月1日にはコクー初となる支社を福岡の博多に設立しました! これをきっかけに、今後は「地方×DX」をテーマに地方展開を加速させていく予定ですので、今回はコクーが地方創生に取り組む理由をお話ししたいと思います。 日本が抱える人口減少

          コクーが地方創生に取り組む理由

          ChatGPTを使って企業の生産性を圧倒的に高める「AI女子」プロジェクトが始動

          3月より、コクーでは対話型AI「ChatGPT」を活用して、企業の業務の生産性向上を図ることを目的に、AI女子プロジェクトを開始します。 きっかけとなったメッセージ米OpenAIが2022年11月に公開した「ChatGPT」が世界中で注目を集めている中、各企業も様々な活用の仕方を模索する動きが広がっています。当社社員も各々使用しているなどの声が上がっていた中、2023年2月17日の朝、ある女性社員からLINE WORKSでメッセージをもらいました。 まさに前日にIT管掌の

          ChatGPTを使って企業の生産性を圧倒的に高める「AI女子」プロジェクトが始動

          アメーバ組織をつくるにあたって最も大切にしていること

          当社では重要なカルチャーの一つとしてアメーバ経営を行っております。 アメーバ経営とは、会社組織をアメーバ(細胞)と見立て小集団にわけて、そのアメーバ毎にビジョンや目標を立てて運営していく手法です。 会社を立ち上げて10人位の時は、頻繁に皆と直接コミュニケーションをとっていたので問題は起きませんでした。それが20人になっても毎月のTsuki-Ichiで語りあったりしていたので同じです。ただ、30人位になってくると見れる範囲にも少しづつ限界がきて、不満の声も聞こえてきたりした

          アメーバ組織をつくるにあたって最も大切にしていること

          経営幹部に最も必要とされるスキルは何か

          新年明けましておめでとうございます。 旧年中はお客様をはじめ、社員一同とその家族、その他ステークホルダーの皆さまに格別のご支援お引き立てを賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 コクーにおいては2024年6月末までの中期経営計画を達成するべく、2023年も盛り沢山な課題に対して皆でポジティブに立ち向かってまいります。人財事業の採用、営業、組織の更なる強化に加え、新規事業のRPAにおいても今年の後半から本格的にグロースしていく大切な時期に入っていく中で、その組織成長に

          経営幹部に最も必要とされるスキルは何か

          2022年を振り返って思ったこと。

          今年に起きた様々な出来事を整理してみた。 2022年はこんな年だった。個人的な話だが、2022年は後厄&天中殺を終えたので、本格的にジャンプしていくステージに入ったと思って取り組んできた。全体を振り返ると、社員数も売上も予定通り増加し、比較的ハードシングスも少なかった年だったので順調とも言えるが、一方で「もうちょっとできたことあったんじゃない?!」と自分に言い聞かせたりもしている。 そんな想いを馳せながら一年を振り返りキーボードをたたいている。 2022年のコクー年表

          2022年を振り返って思ったこと。