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先日、ウチの地域の中学校の『おやじの会』のメンバーで懇親会が開かれました。

ぼく自身は、息子が中学校から卒業したので、もうメンバーではないのですが、昨年度の会長だったこともあり、グループには残り続けています。

いつも連絡を入れるグループLINEには、ぼくのようにOBも随分と入っていて、誰が現役なのかは分からなくなってきています。

それもそのはず。
みんなで会う機会がなかなか無いからです。

そこで自発的に、みんなに呼び掛けて、飲みゅにケーションの場を設けたわけですが、参加メンバーは5人。

・現中学校おやじ会長
・現中学校PTA会長
・前中学校PTA会長
・前小学校おやじ会長
・前中学校おやじ会長(ぼく)
の5人。
つまり、この地域の新旧幹部のみ!!(笑)

なかなかみんな集まらんね・・・と言いながら、飲みました。

話題になったことは、やはり
『きっかけ』が無いということです。


先日の若松区全校区の皆さんを対象にした研修でも話題に出ていましたし、次の研修テーマにしようと思っています。

『協働』のテクニックやノウハウを学んだりしますが、
そもそもの『きっかけ』さえ無い。というのが現状です。


特に、このコロナ禍の3年間。
各種行事もできない。
そもそも人に会えない、集えない、学校に入れない。
ということで、
PTA活動やおやじの会は、一気に衰退していきました。

復活へ向け、今度の夏まつりなど、活動機会を設けては、地道に、一人ずつ声をかけていくしかありません。


『きっかけ』はたしかに重要です。

よく分かっていませんが、婚活などでもそうなんですかね。
そもそも出会う『きっかけ』が無いと、入口さえありません。


よく、
PTAや、
町内会の、
『意義』なんてのを論じられますが、
ぼくは、
『人が繋がるきっかけ』が最大のメリットだと思っています。


先日も、各地域の話を聴いていて、
PTAが消滅したそうです。

地域行事や家庭教育学級などを実施するうえで、小学校に保護者さんたちの連絡先を聞こうにも、
対象者がいない。個人情報なので教えられない・・・。

入口がありません。

その地域で伝統的に行ってきた祭りや行事。
世代を繋いでいくためにも、PTAなどに声がかかって、地域の人材として活躍してほしいということってあります。

でも、『連絡先が無い』んです。
残念ながら、これが現状です。

もし、会長さん・代表さんに連絡が届いたとしても
呼びかける『母体が無い』というのが現状です。

ウチの小学校も中学校も、PTAもおやじの会も、
何百世帯という家庭が加入はしているものの、
声をかける母体はありません。

声が届くのは、LINEグループに出てくるアイコンのメンバーのみです。
毎年、卒業していきます。
新たな人材へと声をかけ、繋いでいきたいのですが、『きっかけ』が無い!


負のスパイラルに陥ってしまっております。
わずかでも『きっかけ』をつくって!
その小さな火種でも大切に育むように、しっかりとその綱を掴んで、手繰り寄せていきたいと思っています。

また、
『きっかけ』をつくっていくことも大切だろうと思います。

個人的には、
学童保育クラブの父母会や、
小学校PTAの家庭教育学級で、
そうした場をつくっていこうとチャレンジしています。

これは、『きっかけづくり』です。

協働のマネジメントも大切ですが、もっと手前の、
人を繋ぐ、人と繋がるマネジメント、にもっとチャレンジしていきたいですね。

もっと言えば、その手前の、
声をかけていくマネジメント。にも、もっとトライしていかないといけませんね。


なんだか、地域づくりや市民活動の専門家なんて呼ばれて、偉そうに各種の講座や研修を担当させていただいておりますが、
まず自分自身で、もっと実践して、この地域のためにも頑張っていきたいですし、さらには経験値・ノウハウを積んでいきたいと思っています。


今日もご覧いただきありがとうございます。

冒頭のイラストは、TOMO|noteさんの作品を使用させていただいています。いつもありがとうございます。



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