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GWは、バスケ三昧でした。
娘たちのバスケを応援するだけならまだしも、審判の役割がありました。

ぼくは、バスケについてはスラムダンクを読んで、子どものとき遊びでしていた程度で、いわば未経験者。
そんな素人ながら、審判のユニフォームを着て、コートに立っています。

難しいんですよ。
もう、見えん(笑)
スピードもあるし、角度的に見えないことも多いです。

でも、ルール違反なく、公正にプレイしてもらったり、
ぶつかったり激しい危険なプレーは毅然とファールを示してあげないといけません。

子ども達自身の成長のためにも、手を抜かず、きちんとジャッチする必要があると思っています。

・・・でも、、、
難しいんです!!(笑)


ピーッ!!
ぼくが笛を吹きます。

ベンチや保護者席から異論を唱える声が聞こえます。
それでも毅然と内容を示します。

心の中では、「え〜!間違ったかな!?」・・・自信がありません。


一方で、
ん!?と思うものの、笛を吹くほどではないこともあります。

ぼくは、「吹かない」という判断をしているわけですが、
「おい!ファールだろー!!」
「トラベリングだ!」

という声が、ベンチや保護者席から聞こえてきます。

もちろん、見逃した、吹き逃したということもあるんですけどね・・・。


昔に比べれば、こうした審判への批判は、すごくおとなしくなったと聞きました。
ベンチにいるベテラン指導者から、ぼくみたいな素人審判に圧力かけられたら、すごいやりにくくなりますよね・・・。

いまはそれほどないんですが、
自信が無いからこそ、そうした小さな声でも、ぼくの耳には届いてくるもんなんですね・・・。


一方で、
ぼくがウチの子ども達のプレーを見ているとき。

同じように、
「おいファールだろ!!」
「いま、歩いたー!!」
「いまのどこがファールなんだ!?」

ぼくも、そう思います(笑)

ときには、声が漏れてしまっているかもしれません(笑)

結局、立場が変われば同じなんですね(笑)


何試合も繰り返しているうちにふと気付きました。

また、他の試合で、上手い審判さんのジャッジをコートサイドから見て勉強していて気付きました。


ぼくたちのような保護者や、それぞれのベンチ。

『自分目線』で見ているんですよね。

当然、自分のチームに有利になるように、笛を吹いてほしいという心理があります。
だからちょっとしたことでも、ウチがファールをもらったようにしたいし、
トラベリング気味なやつも、そうじゃないだろって言いたくなるんですよね。


ぼくも、文句を言われ、他の試合も見ていて、完全にそれが納得できました。

「いやいや、あなた達の目線から見ればそうかもしれないけど、公平にジャッチしているぼくには、そうは見えませんでした」
何だか、そんな強い芯が生まれたような気がしました。

つまり、

『少なくとも、誰しもが、自分目線』
ということなんだろうと思います。


ぼく自身がバスケの審判をしていて、そんなことを学び得たのですが、

これって、どんな場面にも通じるものなんだろうと思います。


生活のなかでも、それぞれがそれぞれの目線や暮らしの経験やふれ合いの中で物事を見ています。
当然、考え方も価値観も違います。

いくら、俯瞰的に物事を見ようとしても、
『少なくとも、誰しもが、自分目線』になってしまうということです。


各種SNSでは、1億総コメンテーター社会の状態です。
ちょっと何かあれば、多くの批判が生まれます。

99%が共感しても、1%は反対から物事を見ています。
100%の皆さんから批判を受けないためには、一言も発さないことが最善のようにもなっています。


でも、そんなの悲しいですね。

「自分はこう思います。」
言って良いと思います。
いや、言ってもらった方が良いと思います。

だからこそ、
「あぁ、そういう風に思うんですね、自分は逆にこう思いました」
そんな意見交換があると、
本当の意味で、俯瞰的に物事が見えていくのだろうと思います。


違う見方や意見に対する配慮は大切です。
なるべく、自分から常に、物事を俯瞰的に見ようと心がけることは重要です。

でも、何か意見を交換する際には、
こう強く自分の芯を持ちましょう。

『少なくとも、誰しもが、自分目線』

そう思えたら、
自分もそうだし、あなたもそうなんだよねって、
包容できる、
包摂できることに繋がるんだろうと思います。


だからこそぼくは、自分の意見を発します。遠慮なんてしません。
それは、他の人の意見を聞くためでもあります。
お互いに声を出し合って、本当の意味で、カラフルに多彩にしていけると良いと思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。


冒頭の可愛い猫ちゃんの目線は、森宮野原|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


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