8月15日 デカペンタ・アーヴグストース
サントリーニ島の街、かわいいですよね。
器用な小学生が夏休みに紙粘土で作ったような。
8月15日はマリアさまが天に戻られた記念日です。
なぜか東西ともに8月15日。（生神女就寝祭 ＆ 聖母被昇天祭）
日本では、この日に玉音放送が流されたから「終戦記念日」ということに。
お隣の韓国では「光復祭」という日本からの独立記念の祝日だそうです。
もう喜んでいいのか、悲しんでいいのか……。感情を持て余した夫は、町内会の有志と、ひょうたん池に集まって、ボートで競走してきました。（ウソ）
今年の8月15日はギリシャ料理です。作るのはいつもの夫。
みなさんは「地中海」と聞いて何をイメージされますか？
私の地中海のイメージはこれです▼
「魅せられて」の楽曲はこちら▼
以前、縁あってギリシャ語の典礼（2時間モノ）を現代日本語に訳したことがあります。以来ギリシャ文字を何とな～く読めるようになりました（読めても意味はわかりませんが）。この記事を終わりまで読まれると、アナタも何とな～くギリシャ文字が読めるようになりますよ。
たとえば、この顔文字→(・ω・)の口の部分は「Ω」の小文字です（“大きなO”の意）。ウワサの「オ・ミクローン」は「Ο」（“小さいO”の意）。
最近「イキュラス・キュオラ」という言葉を知りました。嫌なことを思い出したときに唱えると、しばらく記憶が消えるとか。便利ですね。
ちなみにギリシャは地域猫 ＆ 地域犬が多いんですって。いいなあ。動物保護法によってノラ猫やノラ犬に去勢・避妊や予防接種をして、町ぐるみで世話しているとか。経済危機も、ヨーロッパ連合からの財政緊縮プレッシャーも何のその、「ヒトも動物もQOLが高くなくて何の人生か？」と。これぞギリシャ人の気風！
《本日のメニュー》
・フェータ・メ・スタフィーリア（フェタとぶどう）
・ホリアーティキ・サラータ（田舎風サラダ）
・フタポーディ・クシダート（タコのマリネ）
・カラマリ（イカフライ）
・ジャジキ（ヨーグルトのディップ）
・ゲミスター（夏野菜のピラフ詰め）
・エリニコー・ギョールティ（ギリシャ・ヨーグルト）
Φέτα με σταφύλιαは、フェタとぶどうにはちみつをかけたもの。このディッシュ、6千年前からあった気がします。
Xωριάτικη σαλάταは、田舎風のサラダ。具材はトマト＋きゅうり＋ピーマン＋紫玉ねぎ＋黒オリーヴ＋フェタ。
ドレッシングは塩＋オリーヴ油＋オレガノ＋黒こしょう。いかにも地中海なシンプルな味で……と書いていて思い出したのですが、これは5月のイードで作った「地中海サラダ」とまったく同じサラダ！ Σ(・∀・)（←この顔文字の「Σ（シグマ）」の小文字が、サラータの頭文字の「σ 」）
Xταπόδι ξυδάτοは、タコのマリネ。
タコ＋紫玉ねぎ＋トマト＋オレガノのマリネです。夫は無意識にピンクペッパーやパセリなどを入れていました。
Kαλαμαρι、大好きです！ 塩こしょうしたイカに小麦粉をまぶしてオリーヴ油でカラッと揚げます。夫は揚げ物マスターです。
そしてこれを、アイオリとかではなく、Tζατζίκιにつけて食べるのがギリシャ風！ このディップは、ギリシャヨーグルト＋細切りきゅうり＋おろしにんにく＋オリーヴ油＋レモンジュース＋ミント＋塩こしょうでできています。名前も具材も明らかに「ジャジュク（トルコの飲むサラダ）」の仲間なので私が作りました。
メインはΓεμιστά。くりぬいたトマトとピーマンに、ひき肉（大豆ミート＋塩こしょう＋シナモン＋タイム＋フェンネル＋バジル）と、ピラフ（米＋トマトの中身＋玉ねぎ＋にんにく＋マッシュルーム＋レーズン＋松の実）を炒めて白ワインで煮たフィリングを詰めて、オーヴンで20分焼きました。これは旨い！ 特にトマトのが！ そしてこれにもTζατζίκιが合います！（※サラダではなくディップなら、きゅうりは細切りよりも、みじん切りのほうが食感がいいかも？）
デザートはEλληνικό γιαούρτι（ギリシャ・ヨーグルト）。ブルーベリーを乗せてはちみつをかけました。
※今回、「ギリシャ・ヨーグルト パルテノ（280g）」を念のため2パック買ってきたので、半パック余りました。翌日、ホィップクリーム＋ブルーベリージャムと混ぜて、「レアチーズケーキ風デザート」に。
Kαλη Παναγία!
マリアさま、おめでとう！
＊「ギリシャ」「ギリシャ」言ってましたが、ギリシャ語でギリシャは「Eλλάδα」。
＊意外にも萩生田政調会長は篤信でいらしたのですね。ご多忙ななか、月2で八王子の教会に通われていたとは。教会はひとつの家族！ これからも家族をだいじにしてほしいですね。(・∀・)
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