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高校野球の未来像の一つ FUKUOKA LEAGUEの印象とか

上記の様に、再来年2024年春から、高校野球の低反発バット導入となります。
個人的には極論すれば、高校野球の構図が変わる一因になる可能性とか考えてますが、今季FUKUOKA LEAGUE導入以前に始めているところもあります。


本題のFUKUOKA LEAGUEの要綱に関してはこちらを参考にしていただいて、色々述べていこうかと思います。



FUKUOKA LEAGUEの各印象

低反発バット

こちらの要因が一番大きいと思います。
金属ならではの長打は、明らかに減ってました。
なので、今後は、金属パワー依存の食トレよりも、木製対応等、打撃技術が優先されそうな仕上げ方になるかもしてません。
(2024年春から低反発バット導入なら、それを見越して、秋辺りから公式戦の大差がついた試合等の実戦で試してみる可能性とか)
そういうのを逆算してみると、2024年春対象の現1年生は、今後は低反発バット仕様仕上げのチームなんかが、2024年の躍進等に繋がるのかも知れません。

あとは、従来の金属依存の打撃から、バント等、戦術面優位の野球の可能性も。
現状では投手守備メインの昭和的守りの野球よりも、金属依存の打ち勝つ打撃の野球の風潮でしょうが、そういうのを反映すると、昭和的バッテリー中心の守りの野球が復権する可能性もあるかも知れません。
となると、現状盛んなこういうバント軽視論なんかは、高校野球カテゴリーにおいては下火になる可能性も。
"飛ばない"という意味では、軟式野球みたいな、ディフェンス中心の野球もあり得るのかも知れません。(代表例は、2014.8.28.29.30.31開催かつ延長50回の、中京2-0崇徳)


さらに進めていくと、打ち勝つ野球の現代では異質系の広商野球の類が復権する可能性も。

さらには、最近躍進気味の公立進学校系。自頭の高さはあるものの、私学パワーなんかに敗れてきたところなんかも、もともとの野球偏差値の高さを駆使した戦術等で、低反発バットによって野球が変わる事により、未対応旧来型のパワー系強豪を破る事態もあるかも知れません。
現状のパワー野球に苦戦している伝統ある公立校系で、例えば商業系等。こういう昭和的野球のノウハウ等残っているところなんかも、上記の可能性があるのかも知れません。
(無論、野球がよりどころ系な私立強豪校なんかも対策してくるでしょうが、旧来の金属依存パワー系価値観から変えようとしないチームなんかは、没落していく可能性も)


他には、チーム編成とか。パワーはあるものの動けなさそうな、2023年高校BIG3+α(2022年ドラフトが終わってから、あまり聞かれなくなったので、利害関係者系が、2022年不作補うための話題作り的”仕掛け”だった可能性も)系よりも、上背なくても運動神経ありそうなこの手の選手を獲ってくるチームなんかもあるのかも知れません。

他には、上背あるわけではないですが、身体能力高そうな選手の仕上げに定評のあるチームなんかが復権してくる可能性もあるかも知れません。



監督は選手とともにグランドに立つことができる(グランド内に留まって選手のアドバイスを送ることも可能とする)

FUKUOKA LEAGUEの目的の一つとして、
”指導者は選手のモチベーターとなり、勝利に向かって最大限の努力をする”
というのがありますが、おそらく、こういう旧来への反省からなんだろうと思いますが…。(まあ、最近は育ちが良くなったとはいえ、元々はヤンチャな年代な年頃。筑豊地域という地域事情考慮で、こういうのも理解できますが…)


確かに、教育リーグならではの、こういう光景なんかもありましたが…。


個人的には、こんな感じでグランドに立ってもいい様な気もしました。


あと、教育リーグの割には?各チーム勝負にこだわる戦略・起用の印象でしたので(教育リーグにありがちな頻繁な選手交代という訳でもなく、Reエントリーもあったりで)、例えばリーグ突破とか決勝トーナメントとか優勝等がかかるここぞの場面とか。
高校野球ではレアな監督さんがマウンドの輪に行って、盛り上げてみるのもいいのでは。
(少なくとも、マウンドの輪の選手のテンションは爆上がりでしょうし、こういう場面に監督さんが確認事項のあと「好きにしろや。頼むぞ」とか言ってマウンド降りたら、実力以上の力なんかを発揮しそうな予感も)

他には、ある程度両チームの理解があるのなら、合同シートノック形式とか。



試合の印象


東福岡サイド

こちらの試合同様に、選手層が厚く、出場していた1年生も同様の印象でした…。(1年生大会未出場というのも、他校にとってはまた不気味な存在なんだろうかと…)

(ついでにいうなら、こちらの中央地区1年生大会の飯塚出場選手は、以前の様に中央地区にて圧倒していたという訳でもなかったので、この世代なんかの中央地区は拮抗している可能性があるかもです)



まあ、東福岡サイドは前回開催の際は、当方グランド間違えというお茶目をかましてしまいましたが…。



中村三陽サイド

個人的には、1年生世代では1番投手陣が厚い印象です。
このまま野手陣が強化されれば、例えば2年後。2024年選手権福岡大会。県大会出場とか、シードになる可能性もあるかも知れません。
(こんな感じで、低反発バット野球への対応なんかを視野に入れてそうなチームですし、その最たるものは先日の福岡大B軍戦の印象です)



こういうのを述べてきて、例えば未来への可能性の一つとして、当方みた範囲での、1年生大会福岡中央地区優勝の飯塚との比較なんかをしてみます。
正直、飯塚は他校への脅威になりそうな選手はこちらの選手くらいで、野手陣なんかはマッチョ仕上げで打ち勝つ系の印象なので、こういう印象から、現状の2024選手権大会での未来予想図を。

【投手陣】
ほぼ互角。(飯塚投手陣は育成能力に定評ありとはいえ、1年生大会ではそこまでの印象ではなかったので、今後どう化ける次第でしょう)

【打力】
現状飯塚優位とはいえ、実際の低反発バット導入になってみたら分からない面も…。(仕上げのノウハウとか)

【守備・スピード】
中村三陽優位。(飯塚内野陣とか。特にファースト・サードなんかは打撃はあるものの、スピード&守備&小技等は…。みたいな印象でしたので、それこそ現状で執拗なバント攻撃等試みたら、守備破綻の可能性もあるのに対して、中村三陽サイドはそういう仕上げな印象ではなく、低反発バット時代への良化の余地を残してそうな)

なので、個人的には中村三陽と飯塚では、ほぼ互角の要素も?とも思ってます。



終わりに



色々あって、最近は九州の有力選手等を取り上げてきた事が多かったですが、元々、教育リーグの類とか、クラブチーム等、楽しみなチームを述べる方が性に合ってて楽しいと思いますので、今後はこういう話題なんかも復活していくのかも知れません。(好みの選手の選手人生の生涯年俸を稼ぐ夢のNPBサイドが、隙あらば夢を餌に、育成狙いなのにも辟易してきたのもあります)



ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。


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