女性ホルモンを知ろう
こんにちは、IZUMIです。
今日は、女性の方でも意外と知らない「女性ホルモン」の働きや仕組みについて、ご紹介したいと思います。
男性には、女性ホルモンが存在しないというわけではありませんが、女性特有のホルモンと言っても過言ではありません。
男性の方も女性を知るという意味で、読んでいただけたら嬉しいです。
女性ホルモンってどんな働きをするの?
体内の物質が一定に保たれることで、常に正常な状態を維持することができます。この内部環境の維持調節に関わっているのが「ホルモン」です。
女性ホルモンは大きく分けて、エストロゲン( 卵胞ホルモン )とプロゲステロン( 黄体ホルモン )の2種類のホルモンがあります。
卵胞刺激ホルモン( FSH:Follicle stimulating hormone )と黄体形成ホルモン( LH:Lutenizing hormone )が下垂体によりコントロールされ、卵巣から分泌されます。
①エストロゲン( 卵胞ホルモン )
エストロゲンは、妊娠を成立させるホルモンです。
月経後に分泌が高まり、妊娠を成立させるように排卵に向けて卵胞の発育を促し、子宮内膜を増やす働きがあります。
女性らしい体つきを作り、気分を明るくしたり記憶力を維持する働きがあります。
さらに美容ホルモンとも言われ、皮膚を活性化させる働きもあるため、月経終了から排卵日までの肌にハリやツヤが出ます。
②プロゲステロン( 黄体ホルモン )
プロゲステロンは、妊娠を維持させるように働くホルモンです。
排卵後から分泌が高まり、子宮内膜を厚くさせて受精卵が着床しやすい状態にします。その後、基礎体温を上昇して排卵を抑制する働きがあります。
妊娠をしたときには、胎児と母体を守る大切な働きをします。
③性周期( 月経周期 )
エストロゲンとプロゲステロンの増減が繰り返されることにより、月経の周期が作られていきます。
女性は、卵巣内の卵胞の成熟に合わせて子宮内膜が増殖し、一定の周期で排卵があります。
最も妊娠しやすいのが、排卵の前後5日間です。
排卵後、卵胞は黄体に変化して成長し、授精がなければ黄体は退化していき、プロゲステロンが低下します。厚くなった子宮内膜は維持できずに剥がれ落ち、月経が始まります。
健康な月経周期は28日です。
④フィードバックシステム
女性ホルモンは、視床下部-下垂体前葉-卵巣という一連の流れと、フィードバックシステムによってコントロールされています。
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、その卵巣に指令を出しているのが脳にある視床下部です。
視床下部や下垂体前葉にある上位ホルモンが増えると卵巣の下位ホルモンも増加し、増えた下位ホルモンは逆に上位ホルモンの分泌量を減らすように作用します。
こうしてホルモンは、一定のレベルに調整されています。
ホルモンの分泌は、抑制と刺激の微妙なバランスによって調整し、これをフィードバックシステムと言います。
エストロゲン過剰の要因とは?
①ストレス
自律神経の働きを司る視床下部では、ホルモンの分泌も担っているため、ストレスなどで心身の緊張が続くことによって、その乱れがホルモン中枢にも影響してしまいます。
②過剰な肉類や乳製品(油脂食品)の摂取
ヒトは、性ホルモンをコレステロールから体内で合成されるため、肉類や乳製品の過剰摂取はエストロゲンを多く分泌する要因となります。
③内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)
環境中に存在する化学物質のうち、外部から侵入して内分泌をかく乱する化学物質で、体内でエストロゲンのように働いたり、逆に女性ホルモン作用を阻害したりします。
④ピルなどのホルモン剤
ホルモン補充療法( HRT:Horman Replacement Therapy )は、ホルモンそのものを補充するため、エストロゲンの過剰を招く恐れがあります。
避妊薬や不妊治療薬として服用されている方もいると思いますが、ホルモン剤の過剰を避け、容量用途をきちんと守って服用しましょう。
女性にとって、女性ホルモンは健康な身体を保つために重要な役割を担っています。
しかし、とても敏感で繊細なため、ストレスの影響を受けやすいのです。
休日にハーブを飲みながらのんびり過ごして、ゆっくり身体を休めることをおすすめします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?