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音楽を通して繋がる輪【Iris Wind Orchestra運営インタビュー④】楽譜管理責任者・清宮貴雅

皆さん、こんにちは!Iris Wind Orchestraの浅野です。

現在連載中のIris Wind Orchestraの運営のインタビュー。今回は、楽譜管理責任者でトランペットパートの「せーみや」こと清宮のインタビューをお届けします。

運営のインタビュー連載はこちらからも読めます。

音楽で繋がり、音楽で広がる

ーなぜ吹奏楽を始められたのでしょうか?

なんとなくです(笑)
中学の部活で、テニスか合唱か吹奏楽に入ろうと思っていて、同じクラスの友達に吹奏楽入ろうって誘われて入ることになったのがきっかけです。

ーそこから15年ほどトランペット人生を歩まれているんですね。

現在まで続けている理由としては、音楽が人と人を繋ぐ一種のコミュニケーションツールだからですかね。言葉が通じなくても、音で繋がることができる。

あと、完全に同じメンバーで何回も吹くことっておそらくほとんどないので、新たな人との出会いにもなるので続けてます。
イリスに入ったのは、『シバの女王ベルキス』をやった合奏会(2017年冬)の際に、運営の田川さんが誘ってくれたのがきっかけです。
その後もずっと参加していますが、やっぱり一期一会を大切にしたいというのが一番の理由ですかね。

もちろんトランペットも吹奏楽も大好きなので続いてるんですけどね(笑)

一回一回を大切に音楽に向き合う大切さ

ー第二回のSWO(Sophia Wind Orchestra、イリスの前身)から参加されている清宮さんはその後イリスの運営に参加されましたよね。そのきっかけって何だったんでしょうか?

運営に入ることになったのは、第4回SWOからです。
団長兼指揮者の神林さんから「運営やってみない?」って声をかけられて…。実は、それまで吹奏楽団の運営はやったことなかったんです。でも、やってみるのも面白いかなと直感的に思って、引き受けることにしました。

その後、IWOに改名後もそのまま継続しているって感じです。

ー現在運営として担当されているのは、場所取りだと思うんですが、具体的な仕事内容を教えて下さい。

主に楽譜管理とオンラインミーティングの設定をしてます。

楽譜に関しては、輸入譜だとサイズが大きかったりするので配布用の譜面の準備が大変ですね。また、複数曲で構成される大曲だと、曲によってパート譜の種類がバラバラ(1曲目はフルート3パート分かれているのに,2曲目はフルート1と2で1枚,フルート3だけ別など)だったりするので、そういう時は困りますね(笑)

運営をやってよかったと思う点は他のパートの譜面を見る機会が増えたことですかね。それまで、本当に自分のパート譜しか見てなかったので。
トランペットは見開き3枚しかないけど、クラリネットは見開き7枚もあるのか!みたいな(笑)

ー楽譜の準備は本当に大変ですよね…。フルートは担当している自分が言うのも何ですが、たしかに編成は曲によってイレギュラーがありますね(笑)
これまで運営、そして団員として、継続して参加されているからこそ感じる"イリスの魅力"って何ですか?

やっぱり公募制というところでしょうか。
毎回違うメンバーで吹くので、同じ音楽は二度と奏でられないというのが感じやすいかなと。一回一回を大切に演奏する心構えを持てるようになったような気がします。

自由さこそ社会人吹奏楽団

ー大学まで部活やサークルと言った形で吹奏楽を続けられていたと思うのですが、大学卒業後に参加された"大人の吹奏楽団"についてどのような印象をお持ちですか。

高校や大学の吹奏楽と違う点は、あまりしがらみが無いというところでしょうか。

運営というリーダー的な立場の人もいますが、そこまでルールが厳しいというのもなく、返事しないと怒られるとかもなく…。
もちろん返事はしたほうがいいですけどね(笑)

ー返事、高校までしっかりしていたので、大学入ってからしばらく「返事する」キャラだったのを思い出しました(笑)
社会人吹奏楽団の良い点はどんなところにありますか?

大人の吹奏楽団は、すごく個人個人の自由度が高いのかなと思います。
ただ、厳しくはないけどその分自分でちゃんと吹けるようになっていないと周りに迷惑をかけるので、「ちゃんと練習しなきゃ」というプレッシャーも感じつつ、バランス良くできるのがいい点かもしれないです。
あんまり上から強制されるとやりたくなくなってしまうので笑

あとは、社会人吹奏楽といっても企業の楽団とは違うので、飲みの席などでいろいろな職種の方の話を聞けるのも大きな違いかなと思います。
個人的には、飲み会はとても大事だと思っています。

ー他の運営メンバーも同じことを言っていました。早く飲み会が解禁できる世の中になってほしいですね。

2018年の飲み会にて。すっかり過去のものに感じてしまう。

「イリスで吹奏楽」にしかできないことを

ー2021年12月には、実に2年ぶりにイベントを開催することができました。コロナ禍での開催となりましたが、成功と言ってよかったと思います。純粋な感想をお聞かせください。

開催してよかったです。

この時はホール担当で、久々のホールでの演奏・練習ということもあり、凄い緊張してました。
ですが、参加してくださった方々・運営の皆さんのサポートもあり、無事終えられて…自己満足なのかもしれないですけど、「企画して良かったな」と心から思いました。

でも実際、当日までは、「緊急事態宣言が出たら中止」というのが前提の企画だったので、気が気じゃなかったです(笑)

それまで当たり前のようにやっていた演奏会が2年できていなかったので、ホールに響いた音を聞いた時に、「そう!この音を求めてたんだよ!」って少し涙ぐんでしまいました(笑)

ー忘れられない、大切な会になりましたよね。あの合奏会でのサウンドと、参加者の表情は今でも忘れられないです。今後もきっともりあがっていくのかなと、今から楽しみですが、イリスをどんな楽団にしていきたいですか?

幅広いジャンルの曲をやっていきたいです。あまり吹奏楽オリジナルで30分超えの大曲をSWO時代含めやってこなかったので、そういう曲もやれたらな…と。

あとは、公募制でも質の高い演奏ができる団になりたい。というか、(質の高い演奏のできる団体に)していきたいなと思ってます。

ー最後に、清宮さんにとって『吹奏楽っていいね』って何ですか?

言葉にするのは難しいのですが、個人的には、オーケストラやジャズバンドでは難しくて、吹奏楽にしかできないことがあると思っています。

それは主旋律を奏でる楽器の種類が違うことや、曲の作り方など、様々な要素があるのですが、それらの「吹奏楽にしかできないこと」が音になって、形になって、相手に届いて自分にも返ってくる…。

それが達成できた時の感情が「吹奏楽っていいね」ですかね(笑)

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2022年5月28日、当団は"Iris Wind Orchestra"として初の第一回演奏会を開催します。
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それでは、また次回!

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