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劇場版コナンが全然わからない~ある流し見&初心者の視点~

 毎年、大人気の劇場版 名探偵コナンが分からない初心者のつぶやきです。分からないなりに楽しいです。内容にもぼやっと触れます。

 劇場版コナンはいつも、映画館で!という人を見かけます。毎年お待ちかねのイベントがあり楽しそうです。一方のこちらは、オススメされたタイトルを選び、公開から1年以上 遅れでときどき観ています。毎年勢に視聴を報告して感想を話すのが嬉しさを共有できるいい時間です。

 ですが残念な?ことに、初心者を抜け出せないため純粋に浸って楽しむというよりは、訳がわからないよ!が勝っています。観るとどんなテンションで観ればいいのか分からなくなるのです。目の前の犯罪に対してシリアスに対応するコナンやその一行。建物の大きな被害、登場人物の派手なアクションや大活躍する道具。ついつい現実と照らし合わせてしまうんですよね。犯罪トリックでは現実的に絶対不可能なことが否定されるからでしょうか。新築ビルが倒壊するなど被害の規模が尋常でなかったり、007並みの便利道具とはいえ非常に大きな事件規模に対してサッカーボールやサスペンダーで立ち向かえるの!?と。基本的に現実世界に対応している世界観で、派手で非現実的にも見える行動を、大真面目に登場人物たちはこなしていく。落差に慣れず、感情の持って行き場が分からないのです。非現実的な部分に笑えばいいのか、コナンたちと一緒に眉間にしわを寄せて犯罪防止にのめり込めばいいのか。疑問をぶつけたところ、毎年勢からは映画館でも笑いを堪える声が聞こえてくるとのことでした。映画の雰囲気に合わない感情でも自由に楽しんでいいことを再確認。そして所在ない混乱した感情を抱え、訳が分からないと笑うのも楽しいです。

 また、流し見ているから当たり前なのですが、展開が把握しきれません。謎解き場面をしっかり観ればトリックは何とか理解できます。ただ、黒幕判明!に対する驚きが小さい。ゲストキャラクターが黒幕だと、「あ、うん、この人はどこの所属だっけ?」。登場人物の所属組織や相関図を描くのがもともと苦手なようです。勢力図が分からないまま、「この人はここの責任者でコナン達に優しく対応している」程度で 場面場面をぼやっと観ます。お陰で、互いの裏の意図や過去が暴露されても、へーで終わり。衝撃の真実の連続、クライマックスで盛り上がる中で、ん?誰?所属は?何が爆発した?と、頭をひねりつつエンディングが鳴り始めます。

 そうして、劇場版コナン好きに観たよー!とお知らせ。訳が分からなかった!と明るく元気に伝えて、笑います。あ!流石に、集中して観ている映画は、ちゃんと相関図も理解できますよ!

 ある毎年勢のオススメポイントは、「派手な建物の爆発」と「阿笠博士の発明品の活躍」だそうです。視聴済みタイトルを告げると、コナンが発明品をいかに大胆に使用していたか語ってくれます。観たはずが覚えてない作品は、そんな展開が!と素直に新鮮に感動。
 また別の人はコナンのタイトルロゴの演出に期待しているとか。聞くとなるほど、定番ポイントが幾つかあるため、人によって注目する場所が違うんですね。注目箇所と違いにも面白みがあります。

 初心者なりに好きなタイトルも見つけました。「ゼロの執行人」です。出てくるレギュラーメンバーはみんな活躍します。終盤、去っていく女性の台詞や、安室さんのカッコ良さがいいですね。エンディングも歌詞が好きです。人に勧められて明るくない分野に足を踏み入れたからこその発見でした。楽しさをわけてくれる仲間に感謝しています。

 分からないなりに、分からなさを楽しむのも一興です。オススメされたら、そのうちに観て、また元気に毎年勢に報告します。

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