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第4章 FXの取引時間


基本は為替市場が開いている平日の24時間近く取引可能です。これは、世界中で時差があるためで日本が夜中でもアメリカでは昼間だからです。なので日本が祝日であっても海外では平日であるため、その日が平日の日中に当たる国では、取引が行われています。

基本的な休みは土日と、12月25日、12月31日の午後から1月1日です。
 日本時間を基準に開場の順番で言うと、これは取引に於いてはあまり関係ないのですが、ニュージーランドから早朝始まり、シドニー、東京、欧州、ニューヨークとなり明朝にクローズされ1〜2時間ほど取引がストップします。そしてまた朝6時ごろからスタートとなります。
なので24時間近く取引可能とは1〜2時間のクローズの時間があるからです。
後は夏と冬でサマータイムや冬時間で若干このクローズや開始の時間が変わります。1時間程の誤差ですがあまり取引には影響はないと思います。
他には、日本が平日であっても海外のどこかでは祝日であったり、その国が普段大きく取引されているような国であればその国ではお休みなので相場の動きも鈍くなったりその逆で日本が祝日であっても祝日が日本だけだと大きく取引されたりもします。
海外ではクリスマスなど年末になると投資家は休み出すので動きが鈍くなる傾向があり、年始は海外では日本より早くから取引されるので日本人がゆっくり正月休みをとってても激しく正月から相場が動きだしたりもします。
そして土日は世界中同じなのでクローズです。(中東の一部で土日も取引されていますが、取引量が非常に少なくほとんど影響はありません)厳密には土曜日の早朝5〜6時までは動いています。そしてこの世界中が休んでいる土日に世界のどこかで有事や政治の動きがあったりすると月曜日の朝からリスク回避のため大きく相場が動き出します。
先ほども述べたように日本は一番目に動き出すわけではないので、先にスタートしている国から取引が行われています。なので日本がスタートする頃には直近土曜日早朝の終値よりも大きく変動したところからのスタートとなります。(これを窓開けといいます)これは先週からポジション(買いや売り)を持ち越していれば大きく利益が出ていたり損失していたりすることとなります。
このことを踏まえてあらかじめリスク回避のため週末のクローズまでにポジションを整理しておく(手仕舞う)事も資金管理の一つです。
 
そして毎日の取引の時間帯で相場の動きが大きくなったり緩やかになったりする時間があります。これは毎日必ず起こる事ではありませんが、大体平均的にこんな感じで動くよね!ってことで、8時から16時は東京時間と言われて、オセアニアやアジアで多く取引されます。その中でも10時ごろが活発に動きます。その次は16時過ぎからここはロンドン市場がオープンし欧州で活発に取引がされます。それからもう一度21時以降です。ここはニューヨーク時間となり大きく動きます。また日によってはアメリカなどで経済の指標発表もありその内容によってさらに大きく動きます。
これらをふまえて取引時間や指標発表の時間による値動きの特性も知っておかないといけません。また急な有事や経済状況の変化にも日々知っておいたほうが対応することもできます。(世界情勢や経済状況を知ってるだけでは上手く行くかどうかは別問題ではありますが最低限情報は知っておくべきです)それによって、どんな値動きをするか見るのも学びになります。
 
 

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