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散文【パパのつよがり】169字

「いたたたたたた・・・ぐあぁぁぁ」

朝、目覚めると同時にふくらはぎがつりだした。なんとか身体を起こし、足の位置や向きを変え、試行錯誤しているうちに痛みが引いた。

「夢か・・・・・・」

ぼくはまるで、悪夢から覚めたかのように呟いた。ボリュームを上げ気味で呟いた。

夢ではない。でも、そう呟いた。

隣の部屋の娘が心配しないように。

そんなパパのつよがり。

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