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8歳と吉村芳生のファーバーカステル

娘を鉛筆画の吉村芳生展に連れていった。「百花繚乱」、かなり気に入っていたようだ(さらに妻の方が泣くほど感動していた)。

出口の売店で「何か買ってく?」と水を向けたら、選んだのはファーバーカステルの12色入り色鉛筆。(色鉛筆なら3種類ぐらいうちにあるぞ…)と思いつつ、うちにあるのは水彩色鉛筆(水筆でにじませられるやつ)中心で、質のいい油性はなかったので、奮発して購入した。

帰宅すると早速開封してどんどん描き始めた。「めっちゃ描きやすい!」と言いながら、花瓶に刺さっている花の絵。どうぶつの絵。お手紙。お手紙。

アイキャッチにある紅葉と鹿は、花札の模写だ。受注生産方式で両親に「どの札がいいですか」「色がえはなしですか、ありですか」を確認して、はりきって描いている。

油性色鉛筆は混色がきれいだ。重ね塗りや、ハッチングという線をクロスさせるテクニック。12色でもけっこう幅を出せると、同梱の説明書に書いてあった。8歳はあんまり技法にこだわらずに塗っていく。

学校の授業ではいま「創世記」をやっているのだが、学校でやった「神は太陽と月と星を創り、太陽に昼を、月に夜を司らせた。」の絵をアレンジして、鳥を飛ばしたり花を添えたりしている。

藤の作品を使った色鉛筆ケースを見ると、作品の強い印象が思い出されて制作に精が出るだろう。悪くない投資だったと思う。

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