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好きなことがちがう同僚たちと

この3日間、別府で社員合宿があり、14チーム対抗のプレゼン大会(リサーチをふまえて仕事の形を提示する的なテーマ)を闘った。

「宗教」を織り込んだパフォーミングアート。「文芸作品」的なプロトタイプの創出。地元の人たちとのワークショップ。工芸体験の映像化。アート作品制作のようなメディアづくりのようなプロジェクト。

ゲームのルールはさておいて、「好きなこと」を好きなように表現できたチームは、楽しそうだったし、眺めていておもしろかった。

ある賞を取ったチームが「普段仕事でやっていることは絶対やりたくなかった」とコメントしていて、それは貪欲なスタンスだなと感じた。うちのチームは逆に「普段仕事でやっていることこそやってみる」姿勢で、それはそれで皆おもしろかったみたいだ。「やっていて楽しいこと」を短時間に積み上げて統合して、それがなにかの形に編み上がっていくことは、充足感がある。

評価、ということを考えれば、組織のなかが多様であるほど、全体をひとつの軸で評価することは難しくなる。どうしたら、「多様さ」を否定せず包摂しながら、多様な「よさ」を讃えることができるのだろう。

とりあえずは、「おつかれさま、よかったよ」と声を掛け合う関係性のひとつひとつが、多様な「よさ」をお互いに受容し、強化していく過程なのだなと考えながら、帰路につくことにする。


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