一般職と総合職の役割の違い

会社における職位というのは、学校の学年という区別とよく似ている。
私はゲームをやらないが、ゲームにおけるレベルとかランクというのとは少し違う感じがしている。

私の勤務先で、一般職の職位は下から3級、2級、1級、S級。
それと別に、総合職は総合職の職位というものがあり、当然会社のトップは社長ということになる。

一般職というのはデータ入力や事務的なサポートといった、一昔前でいうところの「事務員さん」のイメージがわかりやすい。
派遣や委託に出すような業務を任されるのが一般的である。
一方総合職とは、将来のマネジメント候補、管理職である。作業のような仕事ではなく、ゼロから何かを生み出す企画であったり、他社他部署と連携調整することで会社に貢献したり、管理職としてメンバーを束ね目標を達成すべく動いていく。
求められる成果も評価方法も給与も賞与も、総合職と一般職では全く異なる。上下とか優劣ということでなく、会社での役割が違うのだ。

「○○さんは総合職で高い給料をもらっているのに、一般職のアタシたちと同じ仕事をしているとは何事だ」といったことを言う一般職女性がまあまあ、周りにいる。
それはその通りで、求められている成果、その報酬に見合う働きをしていない人にシビアな感想を持つのは当然のことだ。
しかしそれは一般職とて同様のこと。
「こんな単純作業ばかり、苦手だ。やりたくない」という愚痴もよく聞くが、一般職とはそういう作業をやるための社員なのであり、それに不満があるなら上を目指して「作業をやる職位」から脱却するしかない。または、別の職種に転職するなど会社を辞めるしかない。
自分が小学2年生なのに「かけ算ばかりやるのは飽きた、割り算やりたい」と言っているようなものだ。嫌なら3年生に進級するか、日本の一般的な小学校から離れるしかない。

実は私自身は派遣事務の経験もあり、事務作業が得意なタイプだ。
自分で言うのもナンだが、マニュアルに沿って正確に速くこなしていける。PCのタイピングも速い。北斗の拳のタイピングゲームに一時期どハマリしていたおかげだ。
しかし、時々チャレンジテーマとして参画した企画系の業務を面白く感じ、企画系の仕事をもっとやりたいと思って上を目指してきたという経緯がある。
昇格を目指す理由は人それぞれだろうが、私は出世欲というより、自分の担当業務内容をシフトしたかった。せっかく人生の大事な時間を投入するのだから、自分が楽しいと感じる仕事をメインにしたかったのだ。

上に上がるための工夫など、今後紹介していきたい。

ではまた。

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