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大会飽和と参加費高騰に悩まされるマラソン大会。ラン&クルーズの新たな付加価値で差別化をした天草パールラインマラソン

2007年の東京マラソンの開催が開始されたことをきっかけに空前のマラソン大会ブームとなり、全国各地に新規でフルマラソン規格の大会が創設される。2007年当時は僅か39大会しかなかったフルマラソン大会が最盛期は508大会に登るなど完全に供給過剰となり飽和となっていった。

少し前の読売新聞の記事に「市民マラソン人気が減速、定員割れ相次ぐ…コロナ対策や物価高で参加費高騰」との記事が掲載され、定員割れや運営経費の増大に悩まされ定員削減や大会そのものの中止が相次ぐようになったと記事にある。

何でもそうだが、需要と供給のバランスは重要であり、中身の改善は必要な訳で行政あるあるのただブームに乗っかっただけの大会が淘汰されているのだ。「日本と世界のマラソン」というWEBサイトで全国の主要マラソン大会の参加者数が掲載されているがほとんどの大会が見事に右肩下がり。ブームが落ち着いてきたのに大会数が増えすぎたらそうなるは当然。

だからこそ大都市を除く地方マラソン大会は知恵を出して差別化を図るのか、大会を中止するのか判断が求められている状況と言える。そんな中、当地、上天草で開催される天草パールラインマラソンが新たな試みにチャレンジした。


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