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海外大受験記 Part 3 -出願とテスト-

前回、前々回と海外大学への進学に関することをつらつらと書いていました。

で、今回は実際に出願してみた際の所感と、UCLのファウンデーションコース(UPCという)を受験する際に必要だったオンラインテストとインタビューについて書こうと思います。

<出願>
前にもちょろっと書いたように、ファウンデーションコースの出願は学部への出願と異なり、各大学それぞれに直接出願します。例外で、エジンバラ大学は、UCASを用いた出願となりました。
出願フォームはただただ機械的に入力していくだけで、とくに困ることもなく、入力が面倒なだけという感じでした。
出願をするにあたって、UCLとエジンバラは出願費用がいくらか発生するため、クレジットカードの準備が必要です。

UPC以外の大学は、書類審査だけだったので、早いところは3日後、遅くても1カ月後には合格通知が届きました。わーい。

以下、UPCについてです。

<テスト>
UPCは選抜課程でオンラインテストがありました。文系(UPCH)は経済を履修しない受験者はCritical Thinkingだけ、経済を履修する受験者はCritical Thinking に加えてMathを受験することが必要でした。理系(UPCSE)は数学、生物、物理、化学などの科目からいくつかのテストを受験するらしいです(よく知らない)。
私はCritical Thinkingしか受験しなかったため、Critical Thinkingしかわかりませんが、テストの内容としては、与えられた文章を読んで、そのあとの合計10問の質問に答える形式です。質問は、文章の要約、作者の考えにバイアスがかかっているか否か、言い換え、賛否を聞く問題などでした。
このテストで得点率が50%と超えると、無条件で次のインタビューに進める仕組みになっています。

UPCは文理合わせて160人の定員に毎年約800人が出願するらしいのですが、入試担当の方のお話によると、このオンラインテストで受験者のほとんどが振り落とされるそうです。言い換えると、5人のうち4人が得点率50%以下ということです。
入試担当の方にテストのコツを聞くと、
①毎年、時間が足りず終わらない受験生が多いため、まずはどうにかして全問答えること。
②前半の問題よりも、後半の問題のほうが配点が高いため、前半でくよくよ悩まずに、後半の問題に力を注ぐこと。
③文章量は多くなくてもいいから、一貫性に注意すること。
の3点でした。

私個人の対策としては、以下の3点を行っていました。
①UPCがおすすめの参考書と言ってホームページに載せていた参考書をやる。
↓これが薦められていた。

https://www.amazon.co.uk/Critical-Thinking-Skills-Developing-Effective/dp/0230285295

②ホームページに掲載されているサンプルテスト、ネット上に転がっているサンプルテスト(中国語で検索すると出てくるものもあった)を解いて、自己採点、見直しをする。
③英語の雑誌を買って、範囲を区切って、リーディング課題として、自分で質問を作って解いてみる。

オンラインテストに合格すると、次はインタビューがあります。面接試験のようなかっちりしたものではなく、おしゃべりといった感じでした。
聞かれた内容は、
①Critical Thinkingの対策方法
②高校時代に好きだった教科とその理由
③なぜイギリスか
④なぜそのコースに進学したいのか
⑤personal statement(志望理由書)で多様性について書いているが、あなたの考える多様性の定義は何か
⑥多様性の良い点、悪い点を具体例を挙げて説明せよ
⑦日本に多様性は存在するか
の7つだった気がします。
緩慢に話すと、で何?みたいな顔をされ、前に話した話を入れると、さえぎられたので、おしゃべりと言えども、結構怖かったです。

2日以内に合否通知送るからと言われて、面接終了47時間後に合格通知が届きました。


以上で私の受験は終わります。
残りは、需要があるのかわからない(今私が書いている文章自体、需要があるのかわからない)ですけれども、奨学金、大学選びの決めてとかを書いていこうと思います。
では。

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