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都立高校を卒業して、UCLのファウンデーションコースに9月から通っている人

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都立高校を卒業して、UCLのファウンデーションコースに9月から通っている人

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    日常のあれこれと人生。

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    都立高校を卒業して、UCLのファウンデーションコースに9月から通おうとしてる人の話

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世界は私を中心に回ってない。

世界は私を中心に動いていない。この世は私のためにない。そんなことは知っている。理解している。けれども、思い通りにならないときの苛立ちと無力感、不確実なことしかないときの底が見えない漠然とした不安は人を絶望に落とし込む理由になると思う。 端的に言おう。成績が欲しい。人は言う。「人生、成績だけがすべてではない」と。それは頑張っている人にあなたがやっていること以上に価値があるものがあるから、あなたがやっていることは無駄だと言っているようなものと同じである。私は成績が欲しい。学士課

    • 国籍・日本(Japan)であること

      「もし私が日本人と結婚したら、子供は日本人になる?台湾が50年後も残っているかが分からないから、自分の子供の国籍は台湾以外にしたい。」と台湾人の子に訊かれてはっとした。50年後に自分の母国がなくなるかもしれないということを考えながら生きている同級生がいることが驚きだった。 日本の経済力は低下していくと思う。昔みたいにアメリカと張れる日はもう二度と来ないんじゃないかなと予感している。でも幸福度で考えると、私個人的には、日本は超絶生きやすい国である。就職の話をしていても、日本人

      • 好きなところ

        目 目が好き。臓器提供の書類で心臓も肝臓もあげるけど、目だけはバツ印を付けている。天然の二重で、茶目で、まつげがしっかりと生えている目が好き。つらいこととかあっても、自分の目を見て、きれいな目だなと思った後に、「ほら、頑張りなさいよ、私。」というと、なんとか頑張れそうで好き。 笑い声が魔女みたいなところ 単純に識別しやすくて好き。文字おこしとかを使うと「いーっひひっひっひ、うーひhhhっひhっひhhh」みたいなバグが起きているくらいの引き笑いなんだけれども、何歳のビデオ

        • 見えなくなった世界・見えるようになった世界

          地理学の言葉にIntersectionality という言葉がある。個人の性別や年齢、経済力、宗教、人種によって個人が移動できる範囲は異なるという意味である。具体例を挙げるならば、街に住む女の子は学校に通えるけれども、学校がない貧困地域に住む女の子は学校に通えないみたいな話だ。街に住む女の子は学校に通えない女の子を認識しているのだろうか。 私の話をしよう。生まれは東京。育ちも東京。18年間同じ地域に住んできた。学校はすべて公立。言い換えれば基本的に特定の自治体の子だけが通う

        世界は私を中心に回ってない。

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        • 留学思うところ諸々
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        記事

          移民、難民政策

          春休みだというのに毎日図書館にこもっている。同化政策の話をしよう。Assimilation policy, Integration policyと言われることが多い政策で、主に難民、移民を自国内でどのように扱うかということを記した政策である。起源を調べていないからはっきりしたことは言えないけれども、最初は侵略した土地の住民を如何にして服従させるのかというお題だったのかなと思う。19世紀のヨーロッパでのナショナリズムの台頭に従って、ヨーロッパの列強諸国は武力ではなく、教育や言語

          移民、難民政策

          イースター休暇

          朝の5時にけたたましく火災報知器が鳴って、目がさえてしまっている。なんで朝の5時に大麻を吸うかな。目覚ましとともに爽やかな朝の目覚めをするはずだったのに、火災報知器と大麻の匂いで起きた。大麻の匂いが私はあんまり好きじゃないから、朝っぱらから気分はあんまりよくない。早々と寮から出て、大学の図書館に避難するに限る。 今、UCLはイースター休暇の真っ最中だ。休日で、体を、心を休めなさいと先生方は言うけれども、課題の量が全然休める量じゃなくてイースター休暇が始まっても毎日図書館に通

          イースター休暇

          働くことについて

          このノートが留学について話すノートなのか、就職活動関連について話すノートなのかが分からなくなっているけれども、将来の不安は言語化しておいた方がいい。まだ、大学の学部に進めるのかもわかっていないのに、その先のことを不安がっているのである。就職について話したら、親にそれよりも学部に行けるのかを心配したほうがいいと言われた。ごもっともなんだけれども、学部進学の可否が決定する前に就活の目算をたてておかないといけないんだヨ。学部進学が決定したのならば、就職活動が本格化する前にある夏休み

          働くことについて

          Term2を振り返って 学習の振り返り編

          Term2が先々週終わった。振り返ろうと思いながら長々と長引かせてしまった。Term2の振り返り。 全体を通じて Term1よりも学習の進度ややりかたには慣れた気がする。一方で、中だるみを感じたり、受験の合否が出たりとストレスフルな学期だった。今まで精神的にきつくて人に泣きついたことがなかったけれども、初めて先輩に愚痴きいてくださいと泣きついた。そのくらいきつかった。 MEHP (Modern European History and Politics) Term1が

          Term2を振り返って 学習の振り返り編

          2024年予定

          2024年やりたいこと。 ファウンデーションコース卒業する これが多分一番大事だ。ファウンデーションコース卒業というのは学部入学に必要な成績を取って卒業ということだ。Aが3つ必要だから、気が狂いそうになっている。いや、もう既に気がくるってる。胃が弱くなってる。あと3ヶ月。頑張れ私。 美味しいもの食べる 日本に帰国したら美味しいもの食べたい。日本食食べたい。10か月、帰国していないから食べたいものしかない。素麺、そば、焼肉、しゃぶしゃぶ、お寿司、煮物、とんかつとか。あと

          2024年予定

          名刺代わりの小説10選

          好きな本。 六番目の小夜子 人生で初めて読んだ恩田陸の小説がこれだったはず。中学の時に読んで、学校の描写に背中の毛がぞわっとしたことを覚えている。学校とは容れ物です。何を入れる?そう、人間です。青春の爽やかさの中にある、思春期特有の湿度が現実味を引き出していて良い。 タタール人の砂漠 高校生の時に読んだ。最初は単調な日常に苛立ちを覚え、変化と刺激を望んでいたのに、最終的には単調な日常に安心感を覚え、何も疑問も不満も感じなくなっている主人公に自分を重ねたのを覚えている。

          名刺代わりの小説10選

          日々の断片

          日が長くなってきたなぁと思う。冬は午後4時には暗くなってきていたのに、今は7時頃まで空がほんのり明るい。夏になると、夜の9時ごろまで日が沈まないらしい。群青色の空の下を大学の図書館から寮まで歩く時間が最近は一番楽しい。 夏休みに一時帰国した際のインターンの応募をしている。結論受からない。3ヶ月くらいのインターンをしたいのだけれども、基本的に6カ月からを想定している会社が多いらしく、お祈りメールを受け取り続けている。今まで私はアルバイトを含めて、一度も賃金をもらう労働をしたこ

          日々の断片

          Research Project Part3

          アルザスロレーヌ地方に思いを馳せよう。アルザスロレーヌ地方はドイツとフランスの間をずっと行き来している土地である。何度も。19世紀のヨーロッパにおけるナショナリズムの発展によって、当時フランス統治下にあったアルザスロレーヌ地方にもナショナリズム政策が施された。具体的には、言語をフランス語にすること(アルザスロレーヌ地方ではドイツ語なまりの言語が主に使われてきた。)が主である。言語とは国民意識を創り上げる課程において、とても重要なもので、アンダーソンやゲルナー等々、色々な学者が

          Research Project Part3

          留学半年

          2023年9月19日に渡英したので、2024年3月22日の今日は渡英半年と3日記念日である。長い半年であった。楽しいかと聞かれれば楽しい毎日を過ごせているとは全く思わない。だけれども、成長しているかと聞かれれば、成長していると言えるだろう。勉強でのストレスは限界値を突破して、もうどうなっているかが分からないから、生活面でのストレスについて語ろうと思う。留学をする前によく聞いていた話として、食事が合わない、気候が合わない、生活スタイルが合わないなどがあった。 食事面に関しては

          留学半年

          留学と金銭感覚

          留学すると、特に欧米に留学すると金銭感覚が狂う。 授業料 英米の大学の授業料は年間で500万くらいする。理系だと、実験器具の代金とかが含まれているからかなんでだか知らないけれども、600万くらいかからう。だから、300万/年とかだと、あ、安いなと思うようになってしまう。とんでもない感覚を持つようになってしまった。 生活費 日常の生活費、例えば家賃とかは寮で生活している限りあまり変わらないのだけれども、食費とか、娯楽にかけるお金が桁違いな人を大量に見てきた。一カ月に、家

          留学と金銭感覚

          待つ。

          待つ身がつらいかね、待たせる身がつらいかねという文句がある。私はどんなときも人を待たせることをしないので、待たせる身になったことがないけれども、わかる。待つ身はつらいものだ。 色々なものを待ってきた。合格発表、採用通知、人、etc.。応募して、受かった、落ちた系のものばかり記憶に残っている。胃をきりきりさせながら、心臓をドキドキさせながら待つ。「なんでこんなにドキドキしてるんだよ」と自分を毒づきながら、自分の解答や回答、提出した書類を何度も何度も頭の中で再現し続ける。大丈夫

          待つ。

          日照時間

          もう2月も半ばだけど。 多分どこかに書いた気がするけれども、イギリスでは、1月のこの時期はJanuary Bluesと呼ばれるらしい。日照時間が少なく、ビタミンDが生成できないため、鬱々としてくる人が多いらしい。店先にはビタミンDのサプリメントが並ぶ。 なんかやる気がでない時期である。中だるみしやすい時期だし、日照時間も少ないから、低緯度の地域から来た学生は特に鬱々となりやすいのだろう。逆に、ロシアから来た子は、太陽を見るなんてと喜んでいた。 同じコースに在籍している中

          日照時間