見出し画像

こどもの本専門店のあたたかい夜

NHKの人気番組「ドキュメント72時間」を見ている方なら記憶にあるかもしれません。東京都神保町にある子どもの本専門店「Book House Cafe」。

・・・の裏口から入る、夜だけの空間「ブックバー リリパット」に行ってきました!ずーっと行きたかった場所にやっと行けたぜ!Fooo!!

画像は公式Webページより引用。

裏口の佇まいは本当に裏口で、「ここで合ってるんよね??」と不安になるくらい裏口でした。よーく見たら灯りに lilliput って書いてある。開店時間5分すぎ。意を決してドアを開けたら、おっとりとしたおねーさんがあたたかく迎えてくれました。

筆者は自他ともにみとめる庶民オブ庶民。名前にバーのつくお店に、一人で入るなんて初めてでした。素直に店員さんに打ち明けて、おすすめのお酒を尋ねると赤ワインを勧めてくれました。自分からは絶対頼まない赤ワイン。あら、おいしい

カウンターでまったり過ごしていると、保育士の先輩後輩という間柄のお客さんがやってきました。自分たちもドキュメント72時間を見てやってきたということで意気投合。NHKにお金払う価値あるよね~!と言って、握手まで交わしてきました。

その後、僕の子どものためにおすすめの絵本を教えていただいたり、逆に僕からおすすめするなどしていると、運良く店長のおばさまがやって来て、
絵本を読み聞かせてくれることに。

絵本の読み聞かせは「店長の手が空いていたらチャンスがあるかもしれない」というサービスなので、運良くそのチャンスにありつけてラッキーでした。店長が読み聞かせてくれたのは「アマンディーナ」と「うさこちゃんとたれみみくん」。最近は「自己肯定感」や「多様性」が世の中の流行りで、それを抑えたラインナップとのこと。さすが店長。しかし、そんな商売っ気を抜きにしても、読み聞かせの時間は本当に心に刺さるもので、とくに0から1をつくる話の「アマンディーナ」は、僕の体を撃ち抜きました。よき。

薄暗い店内は、まるで博物館のバックヤードツアーのよう。

バーが開いている時間帯は本屋としての正面玄関は閉まっているのですが、
じつはバー側から入って普段通り本を買うことが出来ます。店長のおすすめを伺って、妻と子どもへのプレゼント用に3冊購入しました。

赤ワインとさくさくカレーパン。最高かよ!!!

最後に小腹を満たしてから出ようと思い、頼んだのはご当地のカレーパン。
神保町はカレーの町だそうで、出てきたのは人気カレー屋さんの「揚げない」カレーパンでした。これがうまいのなんの。まったくベタつかず、中はホクホクで、脂っこい料理を控えている僕にとってはとてもありがたい一品でした。

心もお腹もほっかほかになって、店長に見送っていただきながら外へ。
神保町のブックバー「リリパッド」。東京に来たらまた必ず行こうと心に決めました。

(常連のお客さんも多くいらっしゃいます。ご迷惑にならないようにお気をつけください)
(また、絵本の読み聞かせは店長・店員さんのご都合によるので、決して無理にお願いしないようにしてください)

(探検ノート ぜんこく版 1ページめ     おわり)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?