セカンドキャリア研究所

定年を間近に控え、どのようなセカンドキャリアを目指すべきか熟慮中の現役会社員です。日々…

セカンドキャリア研究所

定年を間近に控え、どのようなセカンドキャリアを目指すべきか熟慮中の現役会社員です。日々見たり聞いたことで勉強になったことをつぶやいていきます。

最近の記事

【人生百年時代】実家に帰って思うこと

 父の遺品整理のため、実家に帰っている。正確には父の他、祖父や叔母の遺品整理でもあるのだが。  1人ではとても出来ないので、遺品整理の会社の方にお願いした。3名の方による手際の良い作業で半日くらいで終了した。残ったのは自分が一旦残すと判断したもの。身内による処分は色んな想いが混ざってしまいよくない。アウトソーシングの方が素早く処分できることを痛感した。  その後、久しぶりに母とじっくり話す機会ができたのであるが、あまり前向きな言葉が出てこない母に対してどのように話せばいい

    • 【人生百年時代】リスキリングについて考える。〜陣屋の事例に学ぶ〜

       今月の初めに社内の勉強会があり、リスキリングについて発表する場があった。リスキリングの定義とは「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、 必要なスキルを獲得する/させること」(2021年2月26日 リクルートワークス研究所 石原直子 人事研究センター長/主幹研究員 経済産業省HP) となっている。AIなどの台頭による産業構造の変化に伴い、従来の産業からGXやDXなどの成長産業へ労働移動させることが主な狙いだ。コロナ禍で労働

      • 【人生百年時代】東京セカンドキャリア塾を終えて

        昨年の12月から今年1月にかけて、東京セカンドキャリア塾を受講した。 東京都が55歳〜64歳のいわゆるプレシニア世代を対象に、退職後のセカンドキャリアを踏み出すきっかけ作りを目的としたセミナーなのだが、講座の他にキャリアカウンセリングや職場体験も盛り込まれており、たいへん充実した2ヶ月であった。 セミナーでは「協調的・発展的な関係づくり」をグランドルールとして、グループワークにおいて、自分の意見を伝え、相手の話をよく聞くと言った相互理解の場づくりがよく工夫されており、毎回

        • 【人生百年時代】新年の目標について考える。

          新年となり、新年の目標を考える方も多いと思う。私もセカンドキャリアの準備をするにあたり、確実に達成できる目標を考えたいと思う。 過去データによると新年の抱負が達成できる確率は約10%、9割の方は目標未達成となってしまうようだ。私も毎年9割の人になってしまうのだが。 目標が達成出来ない要因を調べてみると、やはり目標が不明確でありどうしてもやらなければいけない環境にないため、挫折しがちになるらしい。 人事評価制度でも、目標設定を取り入れている会社は多いと思うが、個人の目標も

        【人生百年時代】実家に帰って思うこと

          【人生百年時代】人生の「無形資産」について考える。

          人生百年時代、寿命が伸びる分働く期間も長くなり、生活を支える為に更なる貯蓄が必要になる。ただ、お金のような有形資産と同じくらい家族や友人、知識や健康などの無形の「資産」が長く生きていく上では重要だとLIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著)では説いている。 本書では価値を定量化できないものを「無形資産と」定義づけ、さらに「生産性資産」、「活力資産」、「変身資産」にカテゴライズしている。それぞれ簡単に考察してみたい。 🔸生産

          【人生百年時代】人生の「無形資産」について考える。

          【人生百年時代】畑違いの異動について考える。

          昨日(12月17日)の日経新聞に畑違いの異動に関するトラブルで会社を提訴した記事が掲載されていたので今回はこれについて考えてみたい。(島崎雄太さんの記事を一部要約し引用しています。) 訴訟までのいきさつは以下の通り。「海外営業の経験を買われてヘッドハンティングされた専門人材が、転職後、意見の食い違いからパワハラにあたる行為を行ったことにより譴責処分を受け、畑違いの部署に異動させられたことを不服に思い会社を訴えた。」というのだ。「自分は専門人材としてヘッドハンティングされたの

          【人生百年時代】畑違いの異動について考える。

          【人生百年時代】マルチステージについて考える。

          LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著)では長寿化によりこれまでの教育〜仕事〜引退の3ステージの人生パターンは崩壊し、働く期間が延びることで、働き方は多様化すると述べている。人生百年時代では80歳迄働くことを想定しなければいけないらしい。 自分自身、元々老後の生活資金確保のため、生涯現役を目指したいと漠然と思ってはいたのだが、具体的にあと25年働かなければと思うと少し気が遠くなるのと、本当に80歳迄出来る仕事があるのかとい

          【人生百年時代】マルチステージについて考える。

          【人生百年時代】転機について考える。

          55歳になり、人生の行く末を考えるようになった。今月よりセカンドキャリアに関するセミナーに参加し、見聞を広めることとした。ちなみに私は一般私大を卒業後メーカーに就職し、これまで一回も転職をせずに役職定年を迎え、急に定年後の人生を考え始めたバブル世代である(苦笑) 昨日のセミナーでは、ライフカーブを作って自分のキャリアを振り返ることとなった。自分の場合、大阪、台湾、中国と3度の転勤時には新しい任務にワクワクしてライフカーブが上昇するのであるが、大阪では大手顧客の事業撤退、台湾

          【人生百年時代】転機について考える。