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【人生百年時代】マルチステージについて考える。

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著)では長寿化によりこれまでの教育〜仕事〜引退の3ステージの人生パターンは崩壊し、働く期間が延びることで、働き方は多様化すると述べている。人生百年時代では80歳迄働くことを想定しなければいけないらしい。

自分自身、元々老後の生活資金確保のため、生涯現役を目指したいと漠然と思ってはいたのだが、具体的にあと25年働かなければと思うと少し気が遠くなるのと、本当に80歳迄出来る仕事があるのかという
疑問も湧いてくる。

LIFE SHIFTでは3ステージ人生に変わる多様化する人生をマルチステージと呼び、変化を恐れず、柔軟な思考で、上手にキャリアシフトをすることを世代別でシミュレーションしている。私の年齢だと本文における「ジミー」の年が近い(1971年生まれで設定)のだが、十分な年金受給が期待できないため、老後の資金確保のため、慌てて人生設計を立て直さなければならない。私がまさにこれにあてはまる。

では、どうやってこのマルチステージを乗り越えればいいのだろうか。本書では「エクスプローラー(探検者)」、「インディペント・プロデューサー(独立生産者)」、「ポートフォリオワーカー」などが例示されている。一つ目は自分探し、二つ目は独立或いは起業、三つ目は兼業・副業といったところか。この本は英国のビジネススクールの先生と日本のシンクタンクがタイアップして日本人向けに書かれたようなので、長寿国で食糧自給率と労働生産人口が不足している日本の将来に警笛を鳴らす意味でも書かれているのだと思われる。

また同書では大きな時代の変化に対応するには自分の有形資産と無形資産を形成しておく必要がある
と述べている。有形資産はなんとなくイメージがつくが、無形資産はどんなものがあるのだろうか。
次回に考察してみたい。

今回も拙文をお読みいただきありがとうございました。







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