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【映画】ゴジラ キングオブモンスターズ

感想(ネタバレなし)

何年も待った「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を
公開日に観ることが叶いました。
いわゆる映画としての点数は80点、
怪獣映画としては120点といったところでしょうか。

思えば、ギャレス・エドワーズが監督でなくなったり、
公開が当初よりも遅くなったりと、
待っているあいだは不安要素も多かったのですが、
映像が公開されるにつれ、期待は増して行き、
本編は余裕でその不安を消し飛ばしてくれましたね。

伊福部音楽が使われていたり、
オープニングのワーナーとレジェンダリーのクレジットの際、
ゴジラの足音と鳴き声が聞こえてきたりと、
確りと日本版へのオマージュがされており、海外ゴジラというより、
海外のスタッフが日本版のゴジラの続編を作ったという感じでした。

とはいえ、日本版を踏襲するだけでなく、怪獣を太古の神々として描き、
ゴジラを王とした新たな体系を作っているので、
そこはオリジナリティを感じつつ、クトゥルフ神話っぽいなと思ったり。
でも、昭和のゴジラシリーズも後半はゴジラをボスとした、
地球怪獣軍団って感じでしたね。

各怪獣に見せ場がちゃんとあり、少し不満はあるものの、
まさに「三大怪獣地球最大の決戦」という感じでした。

次回のVSコングへも期待が高まりまくります。


ネタバレあり








感想(ネタバレあり)

「三大怪獣地球最大の決戦」と書きましたが、
実際は「ゴジラVSキングギドラ」という感じでした。
もちろん、モスラもラドンも活躍はしましたが、
モスラは戦闘シーン自体はそんなに多くなく、
ラドンと戦ったあと、ゴジラをかばってキングギドラにやられてしまい、
そこで退場といった感じでした。

正直、モスラ死亡はショックでした。
今回は平成モスラ3部作のデザインに近く、
今後の活躍やスピンオフも期待していたので、
なんだかなぁ、という……。
最後に新たな卵が見つかったようなので、
それがモスラのものと願うばかりです。

そして、ラドンの活躍シーンはモスラよりも多く、
キングギドラやモナークとの空中戦は見応えのあるものでしたが、
まさかのキングギドラに破れ軍門に降るということに……。
てっきりリベンジするためにゴジラ達と共闘すると思っていたので。
その上、ゴジラを援護するためにきたモスラを襲撃して、
返り討ちにあって撃退されるという情けない最後。
監督がラドン好きといっていたので、あまり贔屓しないようにと、
最後はモスラに花を持たせたのでしょうが。
ちゃっかり生き残って、キングギドラに勝利したゴジラへ鞍替えするのは、
何となくお調子者キャラっぽくて好きですがね。

キングギドラは確り悪役かつ世界を脅かす強大な敵として描写されていて、
ゴジラシリーズでも上位に君臨する悪役だったのではないでしょうか。
完全な野生のギドラとしても久しぶりですしね。
ちゃんと宇宙怪獣として設定されていたので、そこもよかったです。
今後もシリーズ化がされて、宇宙からの敵がくるようになれば、
より今回作られた地球怪獣軍団の構図が生きてくる気もします。
最後は千切れた首が人間側の悪役に回収されるシーンもあったので、
次回以降も登場が期待できそうです。
メカキングギドラか、ガイガンか、
まさかのバガン登場か。
期待は膨らむばかりです。

ゴジラはもちろん主役なので大活躍でしたが、
キングギドラにやられるシーンも多く、
それ故に最後の逆転シーンにカタルシスが生まれるのですがね。
最後のバーニングゴジラはやりすぎじゃないかなという気もしましたが、
芹沢博士の気合の入れすぎと考えれば、これっきりのモードなので、
次回作のコングのことはあまり心配しなくてもいいのかもしれないですね。
何よりも伊福部音楽が流れるなか、ゴジラが戦うだけで、
テンションはダダ上がりです。
「シン・ゴジラ」もそうでしたが、やっぱり伊福部昭の音楽は重要です。

東宝怪獣以外も出現しましたが、活躍はさほどなかったですね。
マンモスみたいのとか、サイみたいのとか、
ムートーみたいのとか、クモみたいのとか。
彼らもラドンと同じくゴジラを王として認めたみたいなので、
しばらくは大きな争いは起きないのかな?

あとは来年のVSコングを待つばかりです。
とくに戦う理由もなさそうですが、まさかの王位争奪戦……。
ゴジラもコングもそんなことしなさそうなので、
人間に対するスタンスの違いで争いが起きるとかですかね?
ゴジラ版シビル・ウォー勃発。

VSコング予想
反怪獣派の人間に攻撃されたコングが海を渡り、反撃を始め、
それに追随した他の怪獣も人間と戦闘を開始。
ゴジラはそれの鎮圧へ向かい、世界規模の怪獣大戦争が発生。

まあ、色々と妄想は膨らみますが、それも1年の楽しみとして、
次回作を待つばかりです。

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