なんてことないって表情をして
渦巻く深淵を見ている
君の昨日は想像できない
皆自分のことで手一杯さ

ボロボロの靴でどこに行くの
目的のない目は悲しいな
同じ服ばかりを着ている
似合うねって言われたんだろう



マリアは永遠じゃないと知った
空っぽな君にチョコレイトあげる
君の甘いやほろ苦いを
腫らした目が浮き彫りにした

救世主になれないと知った
やるせない僕もチョコレイト浴びる
君でしか埋まらない亀裂を
抱えたままリボンをかけた



そんなことでって言葉で刺して
笑えない景色を置いていく
飾れば傷跡は分からない
気付いてるのはきっと僕だけさ

カラカラの喉で何を飲むの
ザクロジュースは刺激強いな
隠せばカッターナイフは光らない
さよならって言いたいんだろう



これは運命じゃないと知った
夢みがちな君にストレイトすぎる
君に痛いや行かないでを
また言わせているナイトメア

神は微笑まないと知った
祈りがちな僕にストレイトキマる
君が冷えてなくなる前に
土砂降りの中を飛び出した




弱る心に付け込む今
世界一醜い覚悟を決める
狡いタイミング懺悔は後で
堕ちてもいい、それでも




マリアに捧げる讃美歌に
病みつきになる口溶け忍ばせる
月の光では明かせない
闇に這わせているデザイア


束の間の安らぎになるよ
食べやすいチョコレイトを並べてる
僕の鉤爪を映し出す
窓にカーテンを降ろした