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△に翻弄される者たち

LINEで何かの予定日を複数人で決める時に「日程調整」という機能がある。

候補日をいくつか決めたら、各々が投票していく。

選択肢は一つの日付に対して、

◯or△or✕

の3つがある。

 

そして、今まさにこの「日程調整」を使ってシェアハウスで遊びに行く日を決めているのだが、思ったことがある。

△いらねーー!!

だいたいこういう時に、人は△を選びがち。

僕も、微妙な日があったりしたら選ぶ。

しかし、どっちよりの△なのか分からん。

◯よりの△か、✕よりの△か。

はたまた、みんなに合わせますよの△か。

この選択肢が3つある状態だと、最終決定に困る。

 

例えば、8人で日程縫製していて、

A ◯3人 △4人 ✕1人
B ◯4人 △2人 ✕2人

の回答が得られた場合「△の人たちはどうなるか分からんから◯の数が多いBにしよ」という意見がある。

分かる。

だが、個人的には◯の数が多いBより✕の数が少ないAを選びたい。

この時は「参加できる人が多い日より参加できない人が少ない日を選びたい」という心理からそういう思考だけど、もしかしたら△の人が全員✕に転ぶかもしれない。

そうなったら、確実に参加できる人数が多いBを選ぶべきだ。

また、

A ◯7人 △0人 ✕1人
B ◯5人 △2人 ✕1人

この場合は✕の数はAもBも一緒なので、◯が多いAを選ぶべきなのだろうが、Bの△の2人が◯に転ぶ可能性もある。

そこまで考え出したら選べない。

まぁ追記でこの△は「✕よりです」とか「◯よりです」とかあればまだいいけど、急転直下があるかもしれないから何とも言えない。

 

△をどう見るか。

便利な選択肢ではあるけども、最終決定においては厄介な存在。

でも、これは△を選択する人が悪いのではなくて、システム上の問題。

そりゃ予定が未定だとしたら心理的にも、どちらとも取れる△を選びたくなる。

しかし、最終決定を下す人間は困る。

最初から△の選択肢がなくて◯と✕の二者択一なら答えはシンプルだ。

 

 

僕らは民主主義で育ってきたから、身近に多数決というものが多かった。

個人的には白黒していない曖昧なものは好きだけど、選択や決断の場において曖昧な選択肢はいらない。

しかし、日本人は何かの決断を迫られた時に曖昧な答えを出す人が多い気がする。

「合わせるよ〜」「どっちでもいいよ〜」

ほんとにそれでいいのか?!

その時点であなたの意見は無いに等しいとみなされるよ。

もしくは何も言わない人もいる。

それなら決まったことを受け入れろよ。

うだうだ言うなよ。

「声を上げない者たちは、賛成していると」なんてアイドルの歌にも出てくる。

幸いにも日本は独裁国家ではないから、自分の意見を主張できる。

それが認められるか否かは分からないけど、発する事はできる。

ほんとにどっちでもいいのなら別にいいけど、何か意見があるのなら言った方がいい。

それに対してもちろん否定派もいるかも知れないが、その分残りの人とは話が合いそうだと言うことも知れる。

何も言わないと、分からないままだ。

 

 

と、遊びに行く日を決めるだけなのに、話をめちゃくちゃ肥大化させてしまったけど、

多数決に△はいらねーー!!

て話。

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