1万円札が紙切れになる時代とは?
近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。
こちらをご覧になってどう思われますか?
私はワクワクしました。それはなぜでしょう?
•結構豪華なご飯が食べられる
•大体のものが買える
•財布にあれは安心
今は1万円札といえば一番大きな額の紙幣ですが、昔は1円札があり、高級紙幣だった事はご存知でしょうか?
明治時代では1円札が今の2万円の価値だったようです。
今の1万円と同じように1円札にみんなワクワクしていたでしょうね。
要は、お金の価値なんて変わってしまうという事です。
1万円札の価値がだんだんとなくなって、1万円玉が発行される未来も無いとは言えません!(下図は記念硬貨です)
1万円札は国や国民が価値があると思っているから、価値があります!
国の政策によってお金の価値は平気で変わることはご存じですか?
以下、ベネズエラのハイパーインフレ(物価の急騰=お金の価値低下)です。左がベネズエラの通貨ボリバル。大量のボリバルで1つのトイレットペーパーしか買えません。これボリバルでお尻を拭いたほうが・・・。
インフレ率81万%ということは、日本で例えると今100円で買えたパンが来年11月には81,000,000円(8100万円)になっているのと同じ。
こうなったら目に見えてわかるんですが、日本の場合はじりじりと国民が気づかないくらいの価値切り下げ(インフレ目標2%)をしているので、気づいたころにはもう手遅れという可能性があります。(ゆでガエル理論ですね。)
こちらもシェアします。ジンバブエというアフリカの国はベネズエラより前の2008年ごろにハイパーインフレを起こしました。歴史は繰り返す!
なぜこんなことになってしまうのでしょうか?
それはお金の歴史に答えがあります。
以前は金本位制という時代があり、お金の価値は絶対的な尺度として金(Gold)で保証していました。
現在は金本位制はなくなり、金に値段がついていますよね。
金とお金が独立している証拠です。
なので、
国の政策によって物の価値基準であるお金の価値が変わってしまいます。
ただし、アメリカでは金本位制を復活させようかという動きもあるようです。
これからの時代を作るであろうデジタル通貨においてもこの動きはあり、ステーブルコインと呼ばれます。USDTという現在の基軸通貨である米ドルと等価で交換できるので、価値が保存される仕組みです。
米ドルが安定している限り、ビットコインをはじめとする暗号通貨にみられるような価格の騰落は起こりません。
さらに、Facebookが発表したLibraは、米ドル、ユーロ、日本円などの流通量が多く安定している通貨で価値を保存するとのことです。(中国人民元は入っていません)
これも金本位制の考え方を踏襲しているのではないでしょうか。
対して中国もデジタル通貨を開発済みとのこと。
世界経済の激変はもうすぐそこに・・・。
国民のマネーリテラシー向上に向けた記事を書いていますので、サポートは辞退させていただきます。そのお気持ちで記事のシェアをしていただけるとありがたいです。