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「あなたは恐竜時代のネズミ」

先日、私の四半世紀にわたる師匠である精神科医・斎藤学先生が
上記のタイトルを私に言ったのです。


前回「シングルマザーに金よこせ」https://note.mu/ishikawa1002/n/n4e7c186e3782

で書きましたように、
私は日本社会身分カーストで最下層とは言わないまでも、
かなり「下位」と思われる「ひとり親」。

ふつうに生きているだけで
「大変ですね」
と言われる。

いわゆる社会的「弱者」。


しかし実は
大恐竜時代の小さな哺乳類のように
恐竜に踏み殺されずに
着々と子孫を増やしテリトリーを広げ、
恐竜絶滅の機会があれば、一気に大繁殖しようとしている存在なのです(笑)。


「哺乳類の祖先は脳の巨大化を実現したことで,恐竜とは異なる鋭い感覚を獲得し,複雑な歯を進化させ,代謝を向上させて寒さや暗闇の中で生きる能力を身につけた。恐竜と共存しながら力を蓄えた哺乳類は,恐竜がいなくなった途端,その空きスペースに一気に拡大したと考えられる。」
再録:別冊日経サイエンス220 「よみがえる恐竜 最新研究で明かす姿
著者
Stephen Brusatte / Zhe-Xi Luo(羅哲西)」


私の自己イメージとして、
こんなにぴったりな表現は他にない!
さすが斎藤学先生、と
感動しました。


だから、私と出会った
「恐竜家族の人々」は
「自分たちとは別種の生き物」である私との対話に驚くのですね。

驚いて
「恐竜のほうが立派だし、生きやすいんだと思ってたけど…
もしかしたら、ネズミに生まれ変わったほうが良いのかも…」

と思うに至る。


いや、必ず生まれ変わったほうが良いとは言いません。
まだ大恐竜時代です。

恐竜と共存しながら生きるのは確かに過酷ですから、
恐竜でいるのが快適な人は、
そのまま寿命をまっとうしたら良いでしょう。


いや、考えたらそれ以前に
「快適に生きている恐竜」は私に出会う機会が無いですね。
小さなネズミには興味が無いでしょうから。

私と出会う人は
もしかしたら哺乳類なのに、
勘違いして自分は恐竜だと思って生きてしまっている人たちかもしれません(笑)。


ちなみに
「自分は立派な恐竜だと思って頑張って生きてきたのに、
実は小さなネズミだったなんて!
小さなネズミは恐竜に踏み潰される。
もう生きていけない」

と、うつ状態に突入する方もたまにいますが、
心配いらないんですよ。

私も通った道です。
そのうつ状態は一時的です。

共に生き延び、繁栄しましょう。

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