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29歳の誕生日は鎌倉と江ノ島で

誕生日を迎えました。

20代ラストの年になったわけですが、「30歳までに〇〇を達成する」的な目標も特にないので、のんびりしたものです。医療が発達しているし戦争も今のところないから、明日死ぬかもしれないという恐怖とも無縁です。

無縁なんですけど。

誕生日の夜、幸せな気持ちでベッドに横になった時、ふと「明日夫が死んだらどうしよう」と考えて泣いてしまいました。想像上でも自分は生き抜こうとする図々しさを感じられますが、そんなことで泣いちゃうなんてちょっと可愛くないですか?

私は自分のことを「可愛いくて憎めないやつめ」って思うことが多いです。皆さんもそうでしょうか。

さて、ここからが本題。

今年の誕生日は1泊2日で鎌倉〜江ノ島らへんに行きました。江ノ島には渡っていないので、「らへん」をつけさせてもらいます。

去年の誕生日に一眼レフカメラを買ってもらいましたので、そいつを引っ提げての小旅行です。1年間、少し遠出する時はカメラを持ち歩いていましたので、ちょっとはいい写真が撮れるようになったと思いたい。

私も夫も久しぶりの鎌倉だったので、オーソドックスなところに行きました。

まずは鶴岡八幡宮

一流シェフみたいな出立ちのおじちゃんがやっている屋台のタン塩串がべらぼうに美味しかったです。今すぐにでも、もう一度食べたいです。

それから、人生で初めて絵馬を書きました。人の絵馬を見るのは悪趣味とわかっていても大好きです。私は見られても平気な願い事を書きました。

平日でしたが、境内は今年の春から大学生になるのであろう若者と外国人でいっぱいでした。外国人に話しかけられるかもしれないからという理由で2日前から英会話の練習をしていましたが誰にも話しかけらず。徒労に終わりました。

鶴岡八幡宮を一通り満喫したら、そのまま歩いて建長寺へ。

「けんちん汁」って、修行僧が食べる「建長汁」から派生した言葉らしいよ!でも最近は修行僧もカレーを食べてるんだって!といううんちくを夫に披露しながらいざ拝観。これまで歴史に一切興味がなかったのですが、今年に入ってから「世界を知りたい!」という知識欲が沸々と湧いてきて、世界史と日本史を勉強中です。

建長寺は、お昼時だからなのか、鎌倉駅から少し距離があるからなのか分かりませんが、人は少なくて過ごしやすかったです。ご高齢の方々のスケッチ大会が開かれていました。桜シーズンだとより綺麗だっただろうけど、桜が咲いてなくても見応えがあります。

建長寺をずんずんと山の方に進んでいくと、「天園ハイキングコース」という看板があります。看板に従って歩き、はちゃめちゃにきつい階段を登ると、相模湾や富士山が見渡せる「半僧坊」に到着です。

この日は空気が澄んでいたので、すっごく綺麗に富士山が見えました。

そして半僧坊からさらに5分くらい階段を登ると「勝上献展望台」に着きます。この最後の階段、富士山の9号目から10号目の階段を彷彿とさせるくらいきつかったです。富士山を舐めている表現です。

「勝上献展望台」からは、来た道とは違うルートで下山。今泉台4丁目という、普通の住宅街に出ました。

そこから今度は北鎌倉まで歩きます。道中かなり険しい下り坂があったので当たり前に「ゆずの夏色」を歌っていると、一人乗りの自転車が猛スピードでくだって行ったのがこの日一番盛り上がったポイントです。

北鎌倉でご飯でもと思ったのですが、鎌倉ほどご飯屋さんはなく、夜ご飯も4時間後に迫ってきていたので駅前のカフェでチーズケーキを食べて一休み。1966年からやっているみたいで、雰囲気があっていい感じでした。



北鎌倉から一旦鎌倉駅に戻って、鎌倉大仏を見に行きます。流石に歩く元気はなかったのでJRとバスを使いました。

鎌倉大仏でか!!どうやって作ったの!?

巨大なものを見るといつも同じことを口にしてしまいます。テンプレです。大仏の中にも入りました。入仏料50円です。破格。

鎌倉大仏はなんで野晒しなんだ。野晒しの大仏と建物の中にいる大仏がいますよね。不思議です。

鎌倉大仏はあっという間に見終わったので、夜ご飯までの間小町通りで時間を潰します。まず入ったのが「ふくろうカフェ」です!浅草とかもそうですが、大体観光地には猫カフェや豆柴カフェなどがあります。しかし、ふくろうカフェは初めての体験です。

止まり木に転々と座っているふくろう。可愛すぎる。頭の部分を手の甲で撫でるのは許可されていたので、優しく撫でます。うわ〜!ふわふわ!猛禽類に癒しパワーをいただきました。

ふくろうカフェを出てしばらく歩くと、盆栽を売っているお店に辿り着きました。普段は大船で盆栽教室を開いている方が小町通に出張して盆栽を販売しているとのこと。この日の記念に枝垂れ桜の盆栽を購入しました。家の中でも四季を感じられるなんて、風流だ…。

さて、そうこうしていると夜ご飯の時間です!

夫が予約してくれていた「Rans kamakura」というお洒落なイタリアンへ行きました。コースを頼んだのですが、地元鎌倉の野菜を使ったバーニャカウダーがすっごく美味しかったです。もちろんそれ以外も!また行きたいなあ。

久しぶりにワインを飲んだので少しほろ酔いの状態でホテルに向かいます。本日最後の移動となります。

泊まったのは由比ヶ浜にある「BIRD HOTEL」です。ここがまたとってもスタイリッシュで最高でした。貸切風呂で体を温めて、お部屋でくつろいでいると夫がカバンの中から何かを取り出ました。お手紙です。

毎年誕生日に手紙をくれるのです!ありがとう!!

(夫にはnoteの存在を明かしていませんが、私が突然死んでしまったらいつかたどり着くだろうなあと思いながら書いています。)

手紙を読んで、夫の手作りのクロスワードパズルを解いたら、なんと今年の誕生日プレゼントは「カメラレンズ」とのこと。後日一緒に買いに行きます。本当に嬉しくて幸せで、夜ベッドで泣くに至ります。


翌朝、少し早起きして由比ヶ浜に行きました。歩いて5分ほどですぐに着きます。

海を見ると歌ってしまう歌ランキング
1位 加山雄三「海 その愛」
2位 童謡「うみ」
3位 桐谷健太(浦島太郎)「海の声」

この日は「うみ」を歌いました。夫は「海 その愛」を歌っていました。

朝の海岸には、サーフィンをする人、犬と散歩する人、トンビがいました。みんな気持ち良さそう。そりゃアジカンも曲作るわ。

少し散歩して、ホテルに戻り朝食のシラス丼を食べます。美味しかった。

小旅行2日目は、江ノ電に乗って新江ノ島水族館に行きます。高校までは鹿児島、大学では広島に住んでいたので、路面電車が身近な乗り物です。路面電車大好き。

えのすいは、思ってた2倍ぐらい規模が大きくて、1日中いれちゃいそうでした。この日は遠足か何かなのか幼稚園生がたくさんいて、隣の子と手を繋いで歩いていて、それもまた可愛かったです。

カワウソとの握手会にも参加しました。カワウソの肉球はひんやりぷにぷにしていました。今隣で寝ている我が家の猫ちゃんの肉球を触りましたがあったかいです。全然違うな〜。

ペンギンとウミガメの「食べたいむ」も見ました。ウミガメがキャベツを食べているところを見ると心が温まりますが、ふくろうがネズミを食べているところは怖くて見られないのが私という奴です。身勝手な生き物め。

えのすいを歩き回り、ちょうどいい時間になったので、ラーメンを食べて千葉への帰路に着きます。

今回初めて総武線快速のグリーン席を利用したのですが、席にずっと座っていられるというのはかなり快適でした。疲れ切ったので、帰りは寝ていたらあっという間に最寄駅へ到着。

楽しかった小旅行はおしまいです。29歳の1年が始まります。

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