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Threadsを始めました

 今月の初めに私はMetaが開発したThreadsのアカウントを作成した。
 実業家のイーロン・マスクによる買収(昨年10月28日)以降、Twitterでは大きな混乱が相次いでいる。当初は、従業員の大量解雇や以前に凍結されていた一部ユーザーのアカウントの凍結解除やデマと誹謗中傷の急増や理由不明のアカウント凍結等々が報じられ、その度に多くのユーザーが他社のプラットフォームへの移行を試みることとなった。
 そして、先月に再び大きな混乱が相次いだ。まず初めに全利用者の閲覧数の制限である。私はそれほど頻繁に利用するほうではないため、あまり影響はなかったが、タイムラインには閲覧数制限に不満を漏らすツイートが多く見られた。また、防災情報の発信にTwitterを利用している自治体も多く、災害状況の把握への影響も懸念された。
 理由不明のアカウント凍結も立て続けに起こった。岩波書店から発行されている『世界』誌、映画美学校、国立国会図書館レファレンス協同データベース事業、いずれのTwitterアカウントも同時期に凍結された。国立国会図書館関連のTwitterアカウントが凍結される事態に、私も困惑するばかりであった。なお、『世界』誌については、「安倍政治の決算」という8月号の特集が関係しているのではないかといった声もあったが、運営会社から編集部に届いたメールの内容は、「プラットフォームの悪用とスパム(迷惑行為)を禁止するルールに違反している」とのことで、原因は不明。『世界』誌編集部はすぐにアカウントの復旧を申し立て、凍結そのものはわずか2日間で解除された。今回のTwitterアカウント凍結を契機に、『世界』誌編集部は、「Twitterというプラットフォームのみに依存しない」ことを理由に、Threadsのアカウントを作成するに至った。
 そして、同じく先月24日にご存知の通りお馴染みの青い鳥が姿を消し、TwitterもXへと名称変更された。ツイートもポストへと変更された。
 以上のことから私は、旧Twitterの利用継続を基本線としつつ、他社のSNSのアカウントを予備として作成することを考えるようになった。最近、マスクが、「意味がない」という理由で旧Twitterのブロック機能を廃止する予定であることを明かしている。仮に廃止したとしても、いつも楽しそうに自らの批判者をブロックする某大物批評家と紙や印鑑等々無駄なものごとがお嫌いな新自由主義系の某人気政治家に対して効果があるぐらいであろう。むしろ、今まで以上に旧Twitter上が混沌状態になるであろう。
 そんなこんなでThreadsのアカウントを作成した次第である。作成するにあたって一応Mastodonについても調べてみたが、今の私には分散型SNSの扱いが難しいように思われた。マスクによるTwitter買収を受けて開発と公開を急いだためか、今のところThreadsの評判は機能面においてあまり良いものではない。マスクによって旧Twitterが混沌とした状態になった以上、Threadsには今後の機能面での改善を期待したいものである。

https://www.threads.net/@ishioka_critic

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