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『竜』が含まれる四字熟語あれこれ

古より伝わる四字熟語。
その中には『竜』を題材にしているものが沢山あります。

今回は『竜』が含まれる四字熟語をいくつかご紹介します。


一登竜門(いっとりゅうもん)

権力を持っている人に認められると、急激に世間の評判はよくなるということ。
「一登」は一回登ること。

https://yoji.jitenon.jp/yojig/3207.html

テレビでのゴリ押しがこれにあたりそうです。
やたらと提灯記事が書かれるようになりますね。


雲蒸竜変(うんじょうりょうへん)

英雄や豪傑などが良い時期に現れて活躍すること。
「雲蒸」は雲が沸き起こること。
「竜変」は竜が思うままに動きまわること。

https://yoji.jitenon.jp/yojif/2898.html

今こそ英雄や豪傑の活躍が必要な時ですね。


雲竜井蛙(うんりょうせいあ)

地位や知恵の差が非常に大きいこと。
大空を翔る竜と井戸の中にいる蛙という意味から。
竜は地位や知恵が高いことをたとえたもの、蛙は低いことをたとえたもの。

https://yoji.jitenon.jp/yojig/3016.html

竜のように地位が高く、蛙のように知恵が低い。
まさに日本のトップの連中じゃないか! と思いましたが微妙に意味が違ってましたね。


臥竜鳳雛(がりょうほうすう)

才能はあっても、機会がないために才能を発揮できない人のこと。
または、才能を発揮する機会がなく、世間に知られていない英雄や賢者のこと。
「臥竜」は寝ている竜。
「鳳雛」は中国の伝説上の鳥、鳳凰の雛。

https://yoji.jitenon.jp/yojie/2187.html

伏竜鳳雛(ふくりゅうほうすう)とも。
三国志好きならワクワクが止まらない四字熟語。
臥竜は諸葛孔明、鳳雛は龐統士元。
これで劉備軍大勝利! ……なんて浮かれた時期もありました。


枯木竜吟(こぼくりょうぎん)

一度衰えたものが回復する。
または、苦しい状況を抜け出して生を得ること。
または、ありえないことが実現することのたとえ。

https://yoji.jitenon.jp/yojii/4466.html

みんなの願いそのものな四字熟語なのではないでしょうか。


今回は以上です。

才能がないのに幅を利かせている一登竜門どもと、
臥竜鳳雛たちの雲竜井蛙が逆転し雲蒸竜変の結果、
枯木竜吟な日本になることを切に願います。


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