フォローしませんか?
シェア
wakimizu
2017年3月17日 20:07
あの時の歌だ。今聞こえて来た。雨が降って来て、窓硝子に模様を描いてゆくのを見ていた。期待なら少しもしていなかった。マスクの中で呟いたら、咽せた。流れていく、オレンジの光。私たちが動くのか、光のほうが動くのかわからなくなって来る。ネオンの看板達。気付いたら全部滲んでしまって、絵の具みたいにめちゃくちゃに混ざっていた。生贄になっただけだったかもしれない。いっそ心臓を抉り出して、