[2022ver] 改めましての自己紹介。
2012年に大学入学から10数年暮らしていた京都を離れ、生まれ育った岡山市に帰り、いろいろあって個人事業主になりました。
当初は、ブランドディレクターとして他社様のブランドをいくつか手掛けていました。
当時の岡山では、フリーでディレクションから生産までワンストップで受託する人が少なかった為、正直順風満帆なスタートでした。
しかしながら自分自身がブランドを立ち上げた経験はなく、3年ほど続けた後ディレクション仕事が虚業に思えてきたタイミングで自らのブランドを立ち上げることになります。
それが「風景をつくっていく野良着 SAGYO」です。
SAGYOは、和服をベースにした野良着の開発生産をしている小さなメーカーで、ブランドディレクターの伊藤、システム構築担当の長山、それ以外全部担当岩崎(私)の3人で2015年から共同運営しています。
「身のこなしが軽快になる道具として機能し、風景をつくっていくような衣服を世に届けたい」と、低空飛行ながらもなんとか右肩上がりで進んでいるところです。
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ここまでがnoteを始めた2019年時点の自己紹介です。
ここから1年後の2020年。コロナ禍真っただ中にもうひとつ事業を立ち上げる決心をしました。
それがTami no Nunoです。
Tami no Nunoは、BASE(お買い物)とnote(読み物)の二軸で構成しています。
私が強く惹かれる、日本の風土に合った素朴な生地達と、それらを積極的に使用されているデザイナーさんと共に紹介し、プロダクトを制作・販売することで機屋さん(生地を織る人達)に還元していきたいと思ったのがきっかけです。
また、近い動機で先に立ち上げていたねまき(パジャマ)のブランド、みんふを民ノ布に合流させて、民ノ布のプライベートレーベルという位置付けに設定しました。
2021年からは、
SAGYO
民ノ布
みんふ
と3つの事業を並行して運営しています。
noteを始めた理由は当初と変わりません。
私は、ファッション教育を受けずに、ひょんなことからアパレルビジネス(といってもとっても変わった会社)に足を踏み込み、10年以上衣類をつくることを生業としています。
「ファッションのことを知らない」というのと「変わった会社でしか働いたことがない」ことで、デザイナーが普段行かないような、機屋さんや下請け工場なんかに出入りして、仕事を手伝いながら生地の織り方や服の組み立てなどを学んだり、時には素っ頓狂な指示をして職人さんにマジギレされたり、非常に遠回りしました…。
が、本当にたくさんの経験を得ることが出来ました。
noteでは、その辺の具体的な話や、ブランド運営について、また民ノ布で取材したことなどをソーシャルグッドな小商いブランドを立ち上げようとしている人や、テキスタイル産業や素材に興味がある方に向けて書いてみようと思っています。
私の経験が、これからの未来をつくる人々の糧になればこれほど嬉しいことはありません。
どうぞよろしくお願い致します。
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