【小説アスペルガー革命】Episode0:①令和時代のサバイバルスキル(ビジネス編)
九州地方や東北地方では大雨の被害や豪雨の予想が出ているのに、関西は交通機関がマヒするほどの大雨もないのが不思議なくらいだ。
この幸運を利用して、止まっていたnoteの執筆をコツコツ始めていることにしよう。せっかく8名もの皆さんから「いいね」をもらえているのだから。
アフターコロナの令和時代は「本当の生きる力」が試される
なんやかやいって、コロナ期間中はリモートワークで通勤ラッシュを免れたり、政府から補助金をもらえたりして、恵まれた期間だったといえるだろう。
少なくとも、ウクライナやソマリア、スーダン、シリアように、ドローン空爆や内戦、飢饉の後の洪水のような災難にあうことなく暮らしてこれたんだから。
もちろん、「北朝鮮がまたミサイル発射!」とか「マイナンバーの紐付けが間違ってる!」とか、細かいことは色々ある。でも、世界情勢をみてみれば日本に生まれただけでも絶対にラッキーでもう感謝しかない。明石屋さんまの言葉を借りれば「生きてるだけでまるもうけ」というのはまさしくこのこと。
とはいえ、これからの日本の将来は暗い。
働く人はどんどん減って常に人手不足。警察官も消防士も介護職員も足りないから死人、病人が激増。
社会保険料、税金、物価は上がるいっぽうで、しかも給料は上がらない。いったいどうせえっちゅうねんと世界の中心で叫びたくなる。
こんなみもふたもない残酷な世界で生き延びるために、「サイステイナブルな人生」を送る3つのポイントをまず考えてみた。
職業サバイバル:「稼げるスキル」を身につける
日本人の弱点はズバリ「自己主張力」と「交渉力」、「自己変革力」の低さにある。
バブル経済期に天狗になってしまった日本人は、その後の景気低迷期に個々のマインドセットがすっかり落ち込んでしまった。
ここで還暦間近のこの僕が再挑戦しようと決めていることは、端的にいうと「国語、算数、理科、社会」の4教科を学び直しすることだ。
国語:海外とのコミュニケーション力
いまだに日本人は英語が苦手だ。教育制度に問題があることは明らかだが、だからといって何もしない手はない。とはいえ、大人になってから英単語や英文法を学び直すのはちょっと…という人の気持ちもよくわかる。
留学経験のない僕が英検準1級やTOEIC800点以上取れたのは、ひとえに次のような3つの勉強法を実行したからだ。
NHKラジオの英会話プログラムを毎日15分づつ地道に聴き続ける
洋楽・洋画・洋書で楽しみながら英語に親しむ
海外一人旅でなんとか英語を使ってみる
幸いにも令和時代の今はスマホが発達していて、英語アプリで簡単に勉強することもできる。海外の英語サイトも、ブラウザの翻訳プラグインを使えば一瞬で翻訳完了。
こうした便利なツールを使って、一人でも英語力を強化することは十分可能だ。僕もこうした方法を使って、英語以外の言語にもどんどん挑戦し海外移住を視野に入れていくつもりだ。
数学:財務会計・投資・金銭感覚
どんな職種に属していていても資本主義社会では「お金」からは逃れることはできない。非営利企業やNPOであっても、数字を扱わない組織は存在しないからだ。だからたとえどんな仕事をしても、数字の感覚が鋭い人間が重宝される。
だからいわゆる「金勘定」や「投資」についての知識を吸収し、ビジネスに活かせるだけの体験を積まなければならない。
大学受験の影響なのか、日本人はすぐに自分自身のことを「理系」「文系」という言葉でカテゴリ分けしようとする。
しかし、海外ではそんな分類は全く存在せず、また企業側も文系・理系で人材採用したりはしない。マネジメントとプレーヤー、フロントオフィスとバックオフィス、プロフィットセンターとコストセンター。この2つのカテゴリがあるだけだ。
こんなえらそうな文書を書いている僕自身、数学が大の苦手だったんだけど、30歳の時にこれではいけないと日本商工会議所の簿記検定2級を取得した。
「お金のことを話すのはいやらしい」と感じやすい日本人だが、もとよりお金を稼がないと生活もままならない。私たちは「アラブの石油王の子息」ではないのだ。
理科:テクノロジーとAI
語呂合わせで「理科」と書いているが、要は「テクノロジー」のことだ。
世界中がインターネットで繋がれ、地球の裏側の大統領が言ったことが瞬時に手元のスマートフォンで確認できる社会に私たちは住んでいる。
そこでは、テクノロジーを駆使して重要で役にたつ情報を誰よりも早くつかむことが競合に先んじる方法だ。
「パソコンやスマホが苦手で…」と言っている場合ではない。的確な情報が取れなければ、時代に取り残されていくだけだ。
社会:趣味と教養
英語も会計もITもそれなりにやってきたという人もそれだけで評価されるほどビジネスの社会は甘くない。特に西洋社会では。
世の中には自分よりも優れた人間はゴマンといるし、上には上がいるからビジネススキルだけでは他人と簡単に取り替えられてしまう。
そんな時に一人の人間として付き合ってもらえる人間関係を築くには、教養と趣味がどうしも必要になってくる。
あっそうか。これがよくいう「リベラルアーツ」というやつなんだな。
ビジネススキル+α、それが生き残る秘訣
パソコン転売やアルバイトなど、これまでいろいろなことにチャレンジしたものの、やはり一番しっくりくるのは「テキストを書くこと」のようだ。
2023年度の最初からスタートダッシュがかなり遅れてしまったが、ようやく本格的に自分のビジネスを開始するマインドセットが整ってきた。
これからは「浮気」はほどほどにして、このnoteをはじめとしてブログライティングやツイッターを地道にコツコツ続けていこう。まだまだ多くの人が望む文章は書けないのだけど、J.K.ローリングのように諦めずに続けることが、きっと成功の秘訣なのだろう。
時間がありすぎてもなさすぎても気持ちが盛り上がってこない。まあ、発達障害をいいことにした怠け者の言いわけなのだけれど。
日曜日の関西地方は、灼熱の太陽と抜けるような青空。梅雨時期の大雨がまるで夢幻だったかのようだ。
参考資料
リベラルアーツの定義
東洋経済オンライン
Executive Foresight Online
J.K.ローリング:公式Webサイト
コスモポリタン:無職から億万長者に!『ハリー・ポッター』作者の波乱万丈人生
関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。