バス酔いとハードなスケジュールと食い倒れで持病の耳管開放症も発症し、体調はもう限界である。

姪が台湾最後の夜にゲームで知り合った友人に日本のおみやげを渡すらしい。

犯罪に巻き込まれそうな雰囲気が満点である。

旅行初日から姪っ子が母にそんな話をしていた。
私は内心「あぶなくない？」と思っていた。

旅行中、日に日に体調が悪くなる私は
この出来事を心底めんどくさいと思っていた。
積極的に関わらなかった。

そしてその時は訪れた。

姪が友達に会いに行くと。
（どうするんだ？）

その瞬間、母が付いていくと言い出した！

2人でホテルのフロントに降りていった。

私は2人の帰りを待った。

結論から言うと姪の友達はオネェっぽい人とオジサンだったらしい。

姪は女子大生である。

オネェとオジサンと女子大生とオババで
夜市とスーパーに行ってきたらしい。

状況はカオスだっただろう。

母の勇気ある行動は未来の犯罪を抑止したかもしれない。

私は心底めんどくさいかった。

体調が悪かった。

ごめんよ、冒険したいときはぜひ一人でやってくれ。

続く

続く