はじめに

職場で「体育会系に所属していた人の方が社会人になっても根性がある」って聞いた。
そういえば、「メンタルが強い」やら「頑張る」とかも聞く。
主観的にはそう思わないが？？

ざっと関連した論文を知らべてみました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/tairyokukenkyu/107/0/107_11/_pdf

調査内容と結果

高校生672人を対象に（帰宅部359人、文化系35人）（運動部278人）

確かに運動部の方が、うつ傾向や混乱は低く、
活気は高いことがわかった。

同時に運動部を対象にソーシャルサポートとの関連を測定。

怒りや敵意、抑うつ、疲労レベルが低く、活気が高かった。

反論

結果を見てもなんかよくわからないので、反論すると、

①もともと運動部に所属する前から結果のような性質だった可能性がある。

②運動部が抑うつに強いことを証明するには、運動部所属前と所属後の変化を調べる必要がある。

③運動することではなく、ソーシャルサポートが結果に反映するなら、運動部と非運動部の媒介分析が必要

単純に運動部の方が抑うつが低いのではなくて
じつは運動部→ソーシャルサポートによって抑うつが低い可能性がある。
これは非運動部でも言える可能性がある。
※コーヒー→太るじゃなくて
コーヒー→砂糖→太ると同じ現象

ってことも検証しないと「体育会系のほうが‥」一概には言えないよね。

参考文献
永松俊哉・ 鈴川一宏・ 甲斐裕子・ 松原功・ 植木貴頼・須山靖男（2009）「青年期における運動・スポーツ活動とメンタルヘルスとの関係」『体力研究』 第7巻、 pp11-14

最後まで読んでいただきありがとうございます(^^♪