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自己紹介

▪️名前

一山青いっさんせいと申します。もちろんペンネームです。画面上では、当面匿名にしたいと思っています。

由来は禅語の「一山いっさんくせば一山いっさんあおし」で、一つの山を越えたと思っても、まだ青々とした別の山の中、つまり物事を究めるのに終わりはないという意味です。

▪️現在の仕事

会社員です。転職を重ねて4社目になりました。リサーチ会社で医療機器を専門にマーケティングリサーチとUXリサーチに携わっています。

▪️noteを始めた意図

自分の経験の引き出しを整理して、UXデザインによる課題解決を目指す方の役に立てられればと思ったため。私の経験上、デジタルプロダクトではなくハードウェアを対象とした知見になります。デジタルサービス万歳のトレンドではありますが、製造業にもUXデザインは有益で、しかしそこにはいろいろな違いがあります。

ハードウェアの製品開発に関わるユーザビリティやUXのリサーチャーは、工業規格とHCDの社内啓発の話ばかりしている印象がありますが、もっとワクワクする話をしましょうよ。

▪️職務経歴①

東京外国語大学の中国語学科を卒業して、新卒で入社したのは大日本印刷 (DNP) でした。組織変更で今はなくなってしまった海外事業部で、パッケージとプラスチックカードとインテリア装飾紙の輸出営業をやりました。DNPは、なかなか背筋がピンと通った気風で、新規事業の開発もうまく、今思えば良い会社だったと思います。

30歳手前の迷いがちなお年頃に転職した先が、富士ゼロックス(現富士フイルムビジネスイノベーション)です。アウトソーシングサービスの営業、大型プリンターの市場や価格の分析・事業戦略、輸出OEM営業と、いろいろな経験を積みました。

この2社では本当に目まぐるしく異動させられていて(一部は自分の意思を通したかたちでしたが)、一つの職場で働くのは平均2年間、その間にも上司が異動するので一人の上司との付き合いは平均1年間という有り様でした。会社にいいように使われて器用貧乏になってしまったのに嫌気が差して、退職して大学院生になることにしました。

▪️大学院時代

もともと仕事の傍ら北陸先端科学技術大学院大学 (JAIST) の修士課程東京コースに通っていたのですが、その後、研究のおもしろさに惹かれて埼玉大学大学院経済科学研究科(現経済経営系大学院)の博士課程に進学しました。しかし研究の時間を確保するのが難しく、仕事も潮時だと思っていたので、学生に専念することにしたわけです。

学位審査前に大病で死にかかり、学位記授与式前に震災が起きるという大変な時期にもなってしまいました。経済学の博士号が取得でき、経営学の大学教員になりたいという希望もあったのですが、ビジネスエスノグラフィーについて調べていたときに見つけた、おもしろそうな会社に就職することにしました。

▪️職務経歴②

こうして、40歳にしてユーザー中心設計とUXリサーチの世界に踏み込むことになりました。輸出営業の経験のおかげで英語のやり取りができ、海外取引や英文契約の知識もあったので、国際調査を中心にさまざまな業界の案件で経験を積みました。人間中心設計専門家の資格を持っています。中でも興味深かったのが医療機器のユーザー評価で、ヘルスケア分野を専門にするべく転職したのが今の会社です。

▪️将来の計画

いつの間にか会社員人生もずいぶん長くなり、定年前にセミリタイアして個人事業主になりたいと考えています。

▪️趣味

遠州流茶道、珍奇植物の栽培、棚貸し本屋の棚主、工芸アートの鑑賞

とりあえずこの辺で。

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