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新年の始まり:今年最初の播種作業 【野菜日和Vol.1】

こんにちは。
長野の寒さがピークに来ています。
寒くてお布団が自分を離さない毎日です。

今週から今年の仕事が始まりました。春作のレタスの種まきです。
種をまいてから発芽するには大きく3つの条件があります。
「水」「温度」「酸素」です。発芽の3要素ともいわれています。
発芽には日光も必要なんじゃないの?と思っていたのですが、発芽自体には日光は必要なく発芽後に重要な要素となるようです。


ここからはうちの種まきの過程を書いていきます。
まずはプラグトレイに土を入れていきます。これはただの土ではなく、培土といわれる育苗専用の土になります。培度には150や200などの数値が記載されていて、この値によって養分の量が変わっていきます。このタイミングで土に十分な水分を含めます。
土に穴をあけたら種を落としていきます。一つ一つ種を落としていくには時間がかかりすぎるので、ポットルという播種専用機を使って落としていきます。これがかなり効率がよく、一瞬で種まきが終わります。もちろん穴一つ一つに完璧に落ちることはないので手直しもしていきますが、とても便利です。
今回はサニーレタス25枚、レタス40枚の合計65枚でした。結構大変。

ポットル
調べたら3万円くらいするそうです。高すぎ。

その後はホワイトカリウという肥料の一種?なのかな、これを上にパラパラとかけていきます。白い肥料です。確か根張りがよくなる効果があるとかないとか。定植時にプチプチ抜けたら悲しいですもんね。その後また十分に水分を含ませ終了です。

播種が終わったトレイは寒さ対策として不織布やビニール、マットを敷いて発芽を待ちます。先ほどの発芽の3要素に必要な温度を管理するためです。この時期の長野は-10度にもなることがあるので寒さ対策は必須です。播種後の温度によりますが3日から5日で発芽します。

今後は気温や湿度の変化に敏感に対応し、しっかりとした苗を育て上げます。ハウスの温度管理はこの時期一番大切ですね。
今週まいたサニーレタス(ニュースター)、レタス(ビクトリア)は4月後半収穫予定です。春が待ち遠しい。











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