見出し画像

カオス世界の読み解き方

皆さん、いろいろと悩まれていると思います。富裕層の側に入れなかったら、これからの時代、まともに生き抜いていくことができなくなるかもしれません。

そしてきっと、こういう記事を読むのでしょう?

もちろん現金を失ってまで投資をするのはリスクといえるが、準備は必須といえよう。働いても働いてもお金が増えない日本社会。資産形成への道は自助努力によってしか開かれなくなった。

「「働いてもお金が増えない」一方、富裕層の数は過去最多…「自助努力」で進む資産形成の道」
THE GOLD ONLINE
2024年1月24日より引用

生活が大変そうだから、投資をして資産形成をする?分かります。新NISAなどを活用して、投資をしていくといった人々も多いでしょう。

このあたりの考え方については、過去にいくつも記事にしているので、ここでは敢えて何も言わないでおこうと思います。

でも例えば、最近、ビットコインの動向については、「上がった」、「下がった」、「急伸する」、「暴落する」といった記事が、交互に出るような状況です。これらの記事をみる基準がない人たちからしたら、そうした情報に振り回されっぱなしになるのではないでしょうか。

もちろん、何を信じるかは自由ですし、皆さん、思うようにやられればいいと思います。

でも、私はブレません。なぜブレないか?ポイントは、大局観だと思います。

ここでは、大局観について考えてみます


この世界の捉え方のひとつとして、カオス理論というのがあります。

カオス理論(カオスりろん、: chaos theory、: Chaosforschung、: théorie du chaos)とは、力学系の一部に見られる、数的誤差により予測できないとされている複雑な様子を示す現象を扱う理論である。カオス力学ともいう[1][2]
ここで言う予測できないとは、決してランダムということではない。その振る舞いは決定論的法則に従うものの、積分法による解が得られないため、その未来(および過去)の振る舞いを知るには数値解析を用いざるを得ない。しかし、初期値鋭敏性ゆえに、ある時点における無限の精度の情報が必要であるうえ、(コンピューターでは無限桁を扱えないため必然的に発生する)数値解析の過程での誤差によっても、得られる値と真の値とのずれが増幅される。そのため予測が事実上不可能という意味である。

「カオス理論」
Wikipediaより引用

カオス理論の中身は、バタフライ効果という言葉でも、よく知られています。

何が何だか分かりません(笑)。

しかし、よく分からないながらも、ざっくり言うと、この世界は非常に複雑なため、予測ができないということです。ただし、ウィキペディアの説明でも「決定論的法則に従う」と書かれている通り、逆に言えば、その複雑系をすべて計算しつくすことができれば、(決定論的法則に従って)世界は予測することができるということでもあるのです。

物事を捉えるとき、この「ざっくり」と捉える感覚は大切です。

こうした難しい(複雑な)理論を解釈しようとするときには、細かいことに目を配りすぎないということも重要なのです。それが大局観であり、そうした「ざっくり」した感覚を、そのまま世界(宇宙)の理解にも当てはめていきます本質を捉えるためです。

例えば、世界はとてもシンプルにできているとも言えます。そのシンプルさに目を向けて、世界をざっくりみてみます細かい要素同士の相互作用や干渉には目を向けません

こんにちでは、光速、万有引力定数、電気素量、プランク定数など、さまざまな物理定数が存在することがわかっています。これらの定数は、「基礎的である」という意味で「基礎物理定数」、また、「いつでも、どこでも一定である」という意味で「普遍物理定数」ともよばれます。

「あらゆる物理法則にひそんでいる!宇宙を支配する「定数」とは何か?」
講談社ブルーバックス
2022年2月17日より引用

そうしたアプローチのひとつとして、宇宙のなかでも、上記の普遍物理定数のようなところだけに着目してみます。すると、世界(宇宙)のシンプルさがみえてきます。それこそが大局観であり、それだけを考えたら、この世界では、そんなに複雑なことは起こらないことになります。

宇宙を大きく捉えると、その普遍物理定数にしたがって、きわめてシンプルに動いているということが言えるわけです。

その結果、世界に対する理解は、上図のようになります。

世界は、ゴチャゴチャといろんな要素が干渉を起こしながら、物事が進んでいきます。しかし、大局的には細かい揺らぎは生じません。そして、よくみてみると、その大きな流れのなかに必ず通過するチェックポイントのようなものがあることに気付きます。例えば、(大局的な意味で)政府などの統治機構が滅べば、(ゴチャゴチャした要素である)社会制度や価値体系はガラリと変わるといったことです。

今後、ビットコインがどうなるか?といったことも、これまでの長い人類史を鑑みて考えれば、自ずとみえてくるものがあるということになります。


うん???しっくりこない????

それでは、言い方を変えてみます。それは、右脳的発想(イメージ)で物事を捉えてみるということです。

ものすごく遠大で緻密な計画は、ある意味、カオス(混沌)のなかで進められていきます。それは非常に複雑怪奇なので、だからこそ「彼ら」は、持ち前の情報量と計算能力で、その時々の最適な答えを導き出していくわけです
対する私たちが、そのなかでの「最高の一手」を繰り出すとしたら、それは「彼ら」と同じように緻密な計算によって導き出されるものではないと思います。
言ってしまえば、ある種の「閃き(ひらめき)」が、それらの計算や計画を凌駕することができるのではないかと考えます。
例えば、その「閃き」を得るためのヒントとしては、瞑想のようなものが挙げられるでしょう。

「その時の「最高の一手」を打つ」より引用

膨大な情報に溢れている混沌(カオス)世界のなかでは、いくら計算をしても、それを読み解くことはできません。カオスは計算しつくせれば予測が可能といいますが、そもそも計算しつくことが不可能である以上、別のアプローチが必要になります。

そこで大切になってくるのが、右脳的発想から生まれる「閃き(ひらめき)」なのです。「閃き」は、計算ではありません。細かい要素同士の相互作用や干渉の影響などは、考慮しないので、その複雑性に囚われることはないわけです。

正直、カオスな世界は、なかなかにスリリングで楽しいと思います。でも、かと言って、振り回されるのはゴメンです。振り回されずに楽しむための知恵として、大局観をもって、この世界を「ざっくり」と眺めてみてはいかがでしょうか。

結果、こんな感じ(↓)になりますよ・・・きっと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?