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検閲メディアは生き残れるか?

トランプ支持者としても有名なマイク・リンデル氏が、新しいSNSを立ち上げました。その新しいプラットフォームは、YoutubeとTwitterの機能を備えた完全検閲なしのプラットフォームになるという既報がありました。「FRANK」というこの新しいサービスは、稼働初日に早くもサーバー攻撃を受け、ユーザーがログインできないという困難に見舞われたようです。

しかし、このような攻撃で、新しい言論空間が生まれるこの流れが止まることはないでしょう。既にトランプ前大統領も新しいSNSを立ち上げることが発表されています。

トランプ側近のミラー氏によると、2~3ヶ月以内にトランプ前大統領独自のプラットフォームができあがるとのことです。この新しいプラットフォームが、どのようなものになるのかは不明ですが、少なくともTwitterやFacebookといった既存のSNSの競合になることは間違いありません。

既存のSNSは検閲にまみれてしまっています。SNSだけでなく、既存メディアも広告モデルで運用されています。したがって、資金を出してくれるスポンサーの意向を汲み取らないといけないわけです。ですから、SNSによる検閲は、大手メディアによって正当化されます。逆に検閲される側、凍結・削除される側に問題があるような刷り込みがなされるわけです。

しかし、こうしたメディアも一体化したあからさまな検閲は、真剣に議論をしたいと願う人たち、真実を語ろうとする人たちを遠ざけることになります。

2021年1月、Twitterはトランプ大統領のアカウントを凍結しました。

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この時、トランプ大統領が「暴力を煽るような投稿をした」とされ、この情報がマスコミによってばらまかれました。この報道を目にした多くの人々は、トランプ大統領が暴力を煽る投稿をしたものと信じ込んだことでしょう。しかし、実際に投稿された内容は以下のようなものでした。

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「私はあなたの痛みを知っている。私はあなたが傷ついていることを知っている。私たちは選挙を盗まれた(中略)しかし、あなたは家に帰らなければならない。我々は平和でなければならない。我々は法と秩序を守らなければならない(中略)我々は誰も傷ついてほしくない(中略)だから家に帰りましょう。我々はあなたを愛しています。あなたはとても特別です(中略)私はあなたがどう感じているか知っています。しかし、帰ってください。平和的に帰ってください

こんなにも平和的なメッセージがあるでしょうか。巷では、「異常なトランプ支持者」というレッテルが貼られていますが、「異常なトランプ支持者」と呼ばれている人たちは、こうしたことを目の当たりにしているのです。黙っていられるはずがありません。このような平和的な投稿をしていたトランプ大統領が「暴力を煽るような投稿をした」という理由で、アカウントを凍結され、メディアではそれが喧伝されるわけです。

どちらが異常でしょうか。

これから先、検閲メディアが生き残るには、さらに生き残るための検閲を続けるほかありません。これはTwitterに限らず、Facebook、Google、Appleなどもすべて同じです。

一方で、マイク・リンデル氏やトランプ前大統領のような人々が、次々と新しい言論空間を作っていくことになるでしょう。どちらが生き残るのか、自明のような気はしますが、いずれにせよIT業界の勢力図は、これから大きく動くように思います。

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