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一眼レフ練習日記 その2

前回、花火を撮影したことをきっかけに、マニュアル露出(M)が気楽に使えるようになりました。おかげで、外出の度に一眼レフを持ち歩くことが多くなりました。

そして、新しいアイデアも浮かぶようになってきました。今度は、夜の川越の街並みを光(車)が通過するような写真が撮りたいと思いました。
そして、9月13日 夜10時ごろ撮りに行ったのですが、花火よりも難しかったです。

タイトルの写真は、初めて成功した写真です。
これが撮れるまでは、三脚を持っていなかった分、手ぶれによるピンボケばかりしか撮れなかったです。そんなピンボケが40〜50枚くらい続いたかと思います。シャッタースピードも花火は3.2秒開眼で済みましたが、今回の場合は10秒開眼くらいじゃないと綺麗に撮れなさそうだったので、1枚1枚にかける必要な忍耐力も大きくなってきて、だんだん疲れが出てきます。

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札の辻バス停から

まっすぐに伸びる赤い光に加えて、反対車線にはゆっくり蛇行していくバイクのライトがみえます。奥に見えるのは りそな銀行 蔵の街支店です。


行き交う車のライトと川越の街並み(川越駅方面1)

時の鐘入口交差点から撮影しました。前回の花火の時も悩みましたが、夜の撮影で一番困ったのは三脚がないことによる手ブレの発生です。

もちろん、三脚を使えばブレのない綺麗な写真が撮れる確率が高くなりますし、今回の撮影の前に買っときゃいい話かもしれません。しかし、今回は三脚無しでの撮影にしました。正直、抵抗あるんですよね…。移動中の荷物運びが厄介になりそうだし、今回に至ってはあくまでも公道の撮影ですので、その歩道に三脚ドーンはちょっとね…って思うことがあったんです。

なので、「1」の写真ではなんとか街灯の柱にしがみつくことによって何とか10秒開眼でブレることなく撮ることができました。しかし、これでも10枚撮ってやっと1枚撮れた結果です。

さて、どうしましょう。もっと簡単な方法があることに気づきました。どの信号機の側にあるこんな感じのボックスを見たことありませんか?


信号機のあのボックス


これは信号の交換機、信号機のランプが変わるようにコントロールする機械ですね。ちょうどいい高さだったので、この上にカメラを置いて撮影しました。

まずは、札の辻方面を何枚か撮ってみました。



両方向からの車のライトを撮影
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川越方面の車が手前まで来ているのが分かります。

何台か続くとこんな感じに明るい写真が撮影できます。

通過した車は札の辻方面のみ。
奥に白い光が集まっているのは、
奥の札の辻交差点で車が何台か停まっているため。

やっと思い描いていた写真が撮れました。手前の「歩行者用ボタン」の文字もいい感じに街並みに馴染んでいてとてもいい感じになりました!

あとは、信号変換機が下に写っちゃているのをどうにかしたいですね〜。写真加工で消してもいいかもしれませんが、加工だと道路のタイルの模様がおかしなことになりそうなので、ここは諦めずにアングルをちょっとずらしてみます。


信号変換機を何とか枠外へ、
今度は「歩行者用ボタン」が見切れる。

ちょうどいいアングルに。
ライトの明るさにグラデーションがあっておもしろい。
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何台か通るとさらに明るい写真に

ものすごく迫力のある写真が撮れました!人のすぐ横を光がものすごい勢いで通過しているように見えます。建物のガラスにも写っているので、まるでそこに本当に存在推しているように見えますね。

では、続いて一気に仲町方面です!

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同じ車のライトを取っているはずなのに、同じような線の太さのものや明るさのものがないというのもまた面白いですね。

最後にもう一回視点を変えて、今度は時の鐘を背景に横から撮ってみました。

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青い光は、たしかタクシーの上に乗っかっている
ランプを撮ったものだったと思います。

ドリフトでもした様なライトの軌道。時の鐘がすっかり消灯時刻を迎えてしまいました。

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バスを撮るとこんな感じになりました。電光掲示板の光がさらに幻想的な世界を作りました。

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最後の27はバスとタクシーが同時に通過したものです。とてもカラフルです。

蔵の街と光によるデュエット、いかがでしたでしょうか?
普段とは違って、僅かな時間しか見ることができない景色でかつ、難しい環境での撮影だったのでとても撮りがいがあって、楽しい時間だったなと思います。

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