マガジンのカバー画像

新NISAに関する記事

31
2024年から開始される新しいNISA(新NISA)に関しての自身のnoteをまとめました。2024年以降は実際の投資についてまとめていけたらと思ってます。
運営しているクリエイター

記事一覧

【投資】【新NISA】シミュレーションで投資・金融市場の不確実性(リスク)を可視化する

2024年、今年から始まった新NISA制度をキッカケに投資の世界に1歩踏み出した人も多いと思います。こうした中、年初の出だしは良かったですが、足元ではちょっと市場も微妙なムードとなり、(始まってまだたった3ヶ月、4ヶ月程度なんですが)「こんなハズではなかった…」という声も聞こえてきます。じゃあ「もともとどうなるハズだったのか?」と逆に聞きたくなりますが、今日は以前のnoteでも取り上げた、シミュレーションを通して投資のリスクを事前に想定しておく…ということを再度取り上げたいと

【投資】【新NISA】こういう時こそ売るのではなく買う - 日経平均株価一時1300円安 中東緊迫化でリスク回避の売り(日本経済新聞)

今日(2024年4月19日)は今朝から軟調な株価の展開。前日発表されたTSMCの決算。先々の見通しにやや翳りも見え始めたようで、もともと半導体関連銘柄中心に売られていたところで、中東情勢緊迫化のニュースでさらに売り込まれる展開となりました。 こうした株価急落時、どう対処したらいいのでしょうか? やるべき対応・考え方まずは冷静に、"幅"ではなく"率"を確認 まず何よりも冷静にならないといけません。以前のnoteにも書きましたが、日経平均株価も4万円近辺まで来ると、同じ1%

【新NISA】2024年第1四半期(1-3月)の振り返り

さて2024年1月に新NISA制度がスタートして3ヶ月。10年、20年といった長いスパンでの投資を考えれば、たかだか3ヶ月で振り返るのもどうかと思いますが、20年にもわたって資産運用会社で機関投資家営業を担当していたからか、四半期毎にパフォーマンスをレビューするのが身体に染み付いているようです(笑) 機関投資家が運用をレビューする際、いわゆるPDCA、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(対策)というフレームワークを使いますが、自分の運用に関して

【投資】【新NISA】いい記事も紹介しないとフェアではない(笑) - 「金利ある世界」の第一歩 家計もBSで見える化を(日本経済新聞)

相変わらずこの記事でもタイトルに「金利ある世界」(笑)。日経新聞はこのワードをキャンペーンのように使っていくんですかね。 と、ディスってばかりではなく、内容的にいい記事だなって思ったものも紹介しないとフェアではないですよね。 こちらの記事の内容は、家計のBS(バランスシート、貸借対照表)を作成し、資産・負債の両面から管理せよというもの。これ、個人的には金利があろうがなかろうが、非常に大事な観点だと思ってます。 企業分析でもPLよりBS個人的には、株式投資の際に分析する決算

【投資】【新NISA】久々しょぼい記事、しかも1面 - 金利ある世界 日本再起動(2)(日本経済新聞)

メディアはとかくキャッチーなワードを使いたがります。先日、マイナス金利政策を解除した後の植田日銀総裁の会見においても、「これからの政策に名前をつけるとしたらどんな名前になりますか?」という質問をした記者がいました(笑)総裁も苦笑してましたけどね。 最近の日経新聞のお気に入りワードは「金利ある世界」なんですかね。預金金利が0.02%になったとかで、これを「金利ある世界」って1面で特集までしてます。自分が金利なら恥ずかしいですね、0.02%で「金利ある」って言われるの。10,0

【投資】【新NISA】"史上最高値更新"について考える - NYダウ、初の3万8000ドル突破(日本経済新聞)

連日、日米共に株価は堅調。日経平均はバブル後最高値更新(「いつまでバブル期の株価を基準にしてるんだ!?」っていう議論はまた別途やるとして…)、そして昨日、2024年1月22日にはNYダウも3万8000ドル突破と史上最高値を更新しました。 株価が最高値をつけると当然ですが、高値警戒感も出てきます。そして投資家も「いまらか買っていいのか?」「下落を待った方がいいのか?」と頭を悩ませますね。特にこの1月から新NISA制度もスタート。これからまさに投資を始めますって人も多いと思いま

【新NISA】本当にロボアドでいいですか? - 新NISA、ロボアドで簡単に(日本経済新聞)

こちらも今朝(2024年1月22日)の日本経済新聞WEB版から。投資初心者にロボアドの活用をすすめる記事。全否定するつもりはありませんが、デメリットも書いておかないとフェアではないかな…ってことで。 僕はロボアドを活用することはありませんが、もし新NISAで活用を検討される方がいらっしゃるのであれば、以下の点を考慮したうえで判断をしてもらいたいと思います。 分散され過ぎ?例えばいま20代、30代の若者を想定したとします。彼らにとっての重要な資産、それは自分自身です。サラリ

【投資】【新NISA】オルカンか、米国株か? - 新NISA、あなたはどっち?(日本経済新聞)

次のnoteのネタは「オルカン」か「米国株(SP500やNYダウなど)」かというテーマで書こうと思っていたところでしたが、まさにその記事が今朝(2024年1月15日)の日本経済新聞のWEB版に掲載されてました。当方は「国際分散も米国企業経由で達成できてるよ」っていう点で米国株派ですが、それについて議論したいと思います。 オルカンとは?オルカンとは、記事から抜粋すると以下のとおりです。"オール・カントリー"の略で、三菱UFJアセットマネジメントが運用する"eMAXIS Sli

【新NISA】2023年の総括と2024年の目標〜新NISA編

さて既に2024年に入って9日目の1月9日(火)。今日は2024年から始まった新NISAについて、2013年の総括と2024年の目標・方針について書きます。 2023年の総括新しいNISAは2024年からスタートする制度です。2014年、今からちょうど10年前に年間投資枠100万円でスタート(その後2016年には年間投資枠が120万円に拡大)した一般NISA、その2014年からフルに制度を活用してきました。ほぼほぼ満足した結果となりましたが(細かく見てないですが、5年経って

【新NISA】2024年の新NISA"成長枠"での戦略を検討する

2014年、新NISA制度も直近に迫る中、前回のnoteではつみたて枠での戦略を検討しました。今回は成長枠での戦略について検討したいと思います。 成長枠で何を買うか?つみたて枠が年間120万円、月毎に10万円が上限であるのに対し、成長枠は年間240万円、また投資対象が幅広く、また買い方の自由度も高い(一括買いでもいいし、積立設定もできるし)ので、いろいろと選択の余地はあります。それがむしろ頭の悩ませどころになってしまうのかもしれませんが、今後の資産形成には大事なところです。

【投資】米国ハイイールド債の魅力〜機関投資家の矛盾

ハイイールド債券とは、信用格付けが低い分(倒産、デフォルトの可能性が高い分)、利回りの高い債券のことで、通称"ジャンク債"とも言われます(なので、上の画像は"ジャンク"ってことで選んでます^^;)。具体的には、信用格付けがBBB格以上を投資適格債、BBB格未満(BBとか、CCCとか)をハイイールド債(投機的格付債、ジャンク債)と区分されます。 "ジャンク"とか"投機的"とかって言われるので、「なんだか危ないもの?」って思われがちなハイイールド債、実は結構魅力的な投資対象であ

【投資】【新NISA】お任せロボアド運用の成績比較記事〜これでいいの?

今日の日本経済新聞のWebサイトの記事。ロボアドバイザーにお任せ運用を提供している各社のパフォーマンスを比較。過去5年間の成績で全部プラスだったと。 そりゃぁそうです(笑) この5年間、もしたとえば米国の代表的な株価指数S&P500に連動する投資信託に投資をしていただけでも、年率で約16%、5年累計で110%(約2.1倍)のリターンになります。その間のリスクは約17%。 しかしながら、記事に掲載されているTHEO(お金のデザイン)の高リスク型のロボアドが、17%のリスク

【投資】2024年の資産クラス配分・通貨配分〜プランBを考えておく

「プランB」とは、メインの計画やシナリオが頓挫した時のために用意しておく次善策、代替案のことです。外資系企業に勤務している中で、よく出てきた言葉ですし、そういう「プランB」を考える癖がついてきました。 先日のnote("2024年に向けて資産クラス配分・通貨配分を見直す")で、来年のシナリオとその際の資産運用計画を検討しましたが、当然ですが、相場・マーケットというのは想定通りにいかないものです。そんな中で、長期投資がメインの個人投資家にとっては、短期的な相場を当てることより

【新NISA】非課税期間内の売却に関する誤解?

年の瀬も迫ってきましたが、それに伴って来年2024年からスタートする新NISAに関する案内、記事も増えてきましたね。こうした中で、非課税期間内での売却に関する誤解、あるいは誤解を与えるような記事をちょくちょく目にするようになってきましたので、ここで指摘しておきたいと思います。 マネックス証券からの案内メール当方はこれまでマネックス証券を通して一般NISAを活用してきました。こうした中で、先日、2019年に投資をした分がこの年末で非課税期間が終了する旨、そしてその対応の案内メ