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【投資】会社四季報 - 受身的情報収集のススメ

四半期に1回刊行される「会社四季報」を定期購読しており、ちょうど秋号が届きました。

「会社四季報」あるいは「四季報」とは?を今更説明する必要はないでしょう。1936年に創刊。全上場企業の情報がコンパクトにまとまった辞典的な存在です。今のようにネットが普及する前は、多くの株式投資家が情報の拠り所としていたものかと思います。

しかし今は、この四季報に掲載されている情報はほとんど全てネットで調べれば出てきます。自分が使っているマネックス証券では、証券会社を通して四季報掲載情報が確認できます。またいくつかのサイトでは、四季報以上に細かくまとめられたものまで存在しています。

ではなぜ書籍版の会社四季報が必要なのか?

僕はこのnoteのタイトルにもある通り"受身的情報収集"のツールとして活用しています。自身が積極的にある特定の企業情報を調べるのではなく、特定の興味を持たないまま、ただランダムに新しい企業に出会うためです。

普段、投資先企業を調べる場合には、まずは自身の関心・興味・投資方針に沿ったスクリーニングを行い(例えば、時価総額、ROE/ROA、配当利回りなど)、そこで抽出された企業から順番に情報をチェック、さらに興味が湧いてきたら詳細を分析していくようにしています。

それでも十分と言えば十分ですが、どうしても調べる企業が偏るんですよね(スクリーニングしているので当然といわば当然ですが…)。というわけで、定期的に「ランダムに企業情報のシャワーを浴びたい」と思い会社四季報を使っています。

どう読んでいるのか?

その会社四季報。人によっては四半期で送られてくるたびに全部目を通しているという方もいらっしゃるようですが、僕はそこまでは出来てません。過去それをやってみたことがあるんですが、だいたいいつも最初の建設業あたりで挫折します(笑)

最近はだいたい以下の感じで使ってます:

  • まずは保有銘柄のチェック。もちろん新しい情報があるわけではないですが、自身の理解の確認のため。また四季報がその会社に強気か弱気かのチェックもしています。

  • あとはランダムにページを開いていくわけですが、まずはページ上部にあるチャートの形のチェックですかね。足元で上昇の兆しが見えるチャートだと、「あれ、何が起こっているんだろう?」ということで、その企業の該当箇所を確認したりします。

  • TVの側に置いておいて、ニュースや情報番組で出てきた企業やセクターをパラパラとみたりしています。

とはいえ…実はこれまで、この会社四季報をランダムに見ていたことをきっかけに実際に投資した銘柄って無いんですよね。やっぱりどこかの段階で、自身が重視している項目・指標が合わなかったり、ビジネスがピンと来なかったり、そんなこんなで今のところは「ただ読んでるだけ」になってます。

そのうち「これは!」という銘柄に出会えるよう、気長にやっていきます。

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